[事例ニュース]

出社せざるをえなかった請求処理業務をデジタル化、豚骨ラーメン専門店の博多一幸舎

2021年4月6日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

福岡県福岡市を中心に博多豚骨ラーメン店「博多一幸舎」を経営するウインズジャパンホールディングスは、本社業務のリモートワークを推進する一環で、取引先が発行した請求書のデータ化/オンライン処理化を図った。Sansanのクラウドサービス「Bill One」を導入して、請求書を本社がオンラインで受領し一元管理できるようにした。Sansanが2021年4月6日に発表した。

 博多一幸舎は、ウインズジャパンホールディングス(本社:福岡県福岡市)が運営する博多豚骨ラーメンチェーンである。同社では、一般的な飲食業と同様に、複数の業者から紙の請求書が毎月届いていた。総務部門の社員が、請求書を開封し、中身を確認し、承認・回覧に回し、スキャンしてデータを保管していた。これらの処理に、多くの工数がかかっていた。

 Sansanが2021年1月に実施した「請求書に関する業務の実態調査2021」によると、1枚の請求書の受け取りから支払い、請求書の保管に費やす業務時間は約52分である(図1)。ウインズジャパンにおいても、請求書の存在がネックとなり、ペーパーレス化や業務効率化に取り組めないほか、リモートワークに移行できなかった。

図1:請求書に関する業務時間(出典:Sansan「請求書に関する業務の実態調査2021」)

 今回、請求書をデータ化してオンラインで受領できるサービス(Bill One)を導入した。これにより、紙の請求書が届かず、オンライン上で請求書を受領して一元管理できるようになった。ペーパーレス化と業務の効率化が図れるようになった。月次決算時に集中していた業務を分散できるようになった。

 本社の経理業務をリモートワークに移行することも可能になった。従来、経理部門の担当者は、請求書原本処理のために出社が必須となっていた。Bill Oneでは、請求書原本の管理やスキャンの作業が不要になるため、請求書処理のための出社が必要なくなり、経理業務をリモートワークに移行できる。

 なお、Bill Oneは、取引先が発行した請求書をオンラインで受領できるようにするサービスである(関連記事Sansan、請求書の受け取りとデータ化を代行するクラウドサービス「Bill One」を発表)。請求書の受け取りとデータ化を代行する仕組みである(図1)。請求書の発行方法やフォーマットを問うことなく利用できる。

図1:取引先が発行した請求書をオンラインで受領できるクラウドサービス「Bill One」の概要(出典:Sansan)図1:取引先が発行した請求書をオンラインで受領できるクラウドサービス「Bill One」の概要(出典:Sansan)
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