Sansanは2020年4月24日、取引先が発行した請求書をオンラインで受領できるようにするサービス「Bill One(ビルワン)」を発表した。同年5月11日から提供する。請求書の受け取りとデータ化を代行し、請求書の発行方法やフォーマットを問うことなく利用できる。データ化した請求書を管理して社内で共有する機能も提供する。価格(税別)は請求書のデータ化数に応じた従量課金で、1企業につき月額10万円からとなっている。
Sansanの「Bill One(ビルワン)」は、取引先が発行した請求書をオンラインで受領できるようにするサービスである。請求書の受け取りとデータ化を代行する仕組み。クラウド名刺管理サービス「Sansan」で培ったAI-OCR(光学文字認識)やオペレーターによる文字入力を利用することにより、請求書の情報を99.9%の精度でデータ化するとしている(図1)。
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請求書のフォーマット(紙、PDFなど)や送付方法(郵送、メール添付など)を問わずにデータ化できる。このため、請求書を発行する企業に対して、フォーマットや送付方法を強いることなくサービスを利用できる。請求書の送付先をBill One(メールアドレスや住所)に変えてもらうだけで、Bill Oneが受け取りを代行する。
請求書データをクラウド上で蓄積して管理できる。請求書に対する検索などが可能なほか、他システムと連携させられる。コストや購買取引に関する情報を可視化して全社で共有できる。請求書データから得られる情報を営業機会の創出や将来的な収益の最大化につなげることができるとしている。
請求書をデータ化することで、テレワークも実現できる。紙の請求書を処理するためには、出社が必要になる。Bill Oneを活用することによって、請求書の受領担当者や経理担当者は、自宅にいながらデータ化された請求書情報を受け取り、確認できる。