[事例ニュース]

スシロー運営のF&LC、AWS上のファイルサーバー容量問題を「Wasabi」で解決

容量管理の自動化とコスト予測を実現

2026年2月6日(金)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

寿司チェーン「スシロー」「京樽」などを運営するFOOD & LIFE COMPANIES(本社:大阪府吹田市)が、AWS上で運用するファイルサーバーの容量不足と管理工数の増大という課題を解決するために、クラウドストレージ「Wasabi」とストレージ階層化ソフトウェア「Wasabi Cloud NAS」を導入した。ファイルサーバーの容量管理を自動化し、管理者の負荷を大幅に軽減するとともに、固定料金制によるコストの最適化を実現している。導入を支援したパナソニック インフォメーションシステムズ(パナソニックIS)が2026年2月5日に発表した。

 FOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)は、回転寿司チェーン「スシロー」を核とした大手フードサービス企業である。スシローのほか、寿司のテイクアウト販売「京樽」や大衆寿司居酒屋「杉玉」などを展開し、国内だけでなく韓国、台湾、中国など海外にも直営店舗を拡大している。グループの総店舗数は1000を超える。

 F&LCでは、全社規模でデジタル化を推進する過程で、業務で扱うデータ量が爆発的に増加していた。WindowsファイルサーバーをAWS(Amazon Web Services)上で運用していたが、現場からの容量追加要望は絶えず、年間20〜30%のペースでデータが増加していたという。

 IT部門は、現場に対して不要ファイルの削除や別の場所への移動を依頼していたが、現場からは「要不要の判断がすぐにはできない」といった反応が多く、根本的な解決には至らなかった。その結果、ストレージが満杯になるのを防ぐため、運用担当者が2週間に1回、約1時間をかけてサーバー内を確認し、明らかに不要なファイルを削除するという手動運用を余儀なくされていたという。

 「放置するとストレージが満杯になる恐れがあるため、人による容量管理が必須だった。ルーチン作業としての負荷に加え、分析業務の遅延リスクも抱えていた」(F&LC 情報システム部 部長の坂口豊氏)。

図1:「Wasabi Cloud NAS」の概要(出典:Wasabi Technologies Japan)
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 不要ファイルの削除依頼や移動を行う「人による容量管理」がもはや限界に達していた。これを解消するため、安価かつ高速なストレージ拡張手段を検討。パナソニック インフォメーションシステムズ(パナソニックIS)の支援を得て、クラウドストレージ「Wasabi」と、Windowsサーバーのデータを自動的にクラウドへ転送・階層化するソフトウェア「Wasabi Cloud NAS」(図1)の組み合わせによる拡張を図ることにした。Wasabiの特徴である、APIリクエストやデータ転送に追加費用がかからない料金体系などを評価して採用に至ったという。

 導入後、情報システム部は、ファイルサーバーの容量不足に対する“いたちごっこ”のような運用から解放された。Wasabi Cloud NASの階層化機能により、使用頻度の低いデータが自動的にWasabiへ退避されるため、AWS上のストレージ容量を追加する必要がなくなり、コストを抑制できる。

 現在、導入した仕組みをファイルサーバーだけでなく、データレイク/データ分析基盤にも拡張している。店舗の注文データや売上データをWasabiに集約し、データウェアハウスの「Snowflake」と連携させることで、低コストかつスケーラブルな分析環境を構築し、本社や店舗の分析担当者がSnowflakeを通じてデータにアクセスできるようにしている。

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