サーバーワークスは2021年5月27日、AWSの運用を自動化するサービス「Cloud Automator」を強化した。特定の曜日など繰り返しの予定を設定できる「タイマートリガー」機能を強化し、休業日などの例外を指定できる「スキップ日付指定機能」を追加した。店舗や事業所の運営状況に応じてAWSのオペレーションを自動化できるようになった。
Cloud Automatorは、AWSを対象とした運用管理サービスである。タイマー起動/停止、バックアップ/セキュリティ対策、システム連携などの機能を備える(関連記事:サーバーワークス、AWSの運用自動化サービスを強化、ジョブの実行日時を自由に設定可能に)。
ジョブをスケジュールに合わせて実行する機能の1つとして、毎週や毎月といった繰り返しの予定を設定できる「タイマートリガー機能」がある。例えば「月~金曜日の09:00にジョブを起動する、ただし祝日は除く」とか「毎月10日の09:00にジョブを起動する」といった設定が可能になる(画面1)。
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ただし、従来のタイマートリガー機能では、店舗の臨時休業予定に合わせてEC2インスタンスを停止したり、従業員の在宅勤務予定にあわせてWorkSpacesのリソースを操作したりといった運用ができなかった。今回、タイマートリガー機能を強化し、「スキップ日付指定機能」を追加した。タイマートリガー機能で実行するジョブに対して、例外的に実行しない日付として「スキップ日付」を指定できる(画面2)。
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例えば、「基本的には毎日朝9時に実行したいジョブを、2021年5月28日と2021年6月4日は実行させない」とする場合は、設定画面の「例外条件(スキップ日付指定)」欄に、以下のように入力して設定する。
2021-05-28
2021-06-04
なお、これまでも、タイマートリガー機能を代替するスケジュール指定機能として、ジョブの実行日時を自由に設定できる「スケジュールトリガー機能」があった。個々のジョブごとに、任意の実行日時を複数件設定する形になる。