[市場動向]
サーバーワークス、新会社「G-gen」を設立してGoogle CloudのSI事業に参入
2021年8月17日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
サーバーワークスは2021年8月17日、Google Cloud事業に参入すると発表した。韓国Bespin Globalと共同出資で国内に「株式会社G-gen」を設立する。G-genは設立当初からGoogle Cloudのプレミアパートナーとして2021年9月に事業を開始する。「AWSとGoogle Cloudをうまく組み合わせて目的を早く達成したいというニーズ」に応えていくとしている。
サーバーワークスは、クラウドインテグレーター(CIer:クラウド専業のSIベンダー)である。これまではAWS(Amazon Web Services)の最上位パートナー「プレミアコンサルティングパートナー」として、AWS関連のSI事業を提供してきた。今回、韓国Bespin Globalと設立する合弁会社「株式会社G-gen」を介してGoogle CloudのSI事業に参入する。
新会社のG-gen(本社:東京都新宿区)は、Google Cloudの請求代行サービスとGoogle Cloudを利用したSIサービス(導入支援、システム構築、運用)を提供する(図1)。資本金は1億5000万円(2021年8月中予定)で、出資比率はサーバーワークスが50%、韓国Bespin Globalが50%である。代表者には、サーバーワークス取締役の羽柴孝氏が就任する。
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Google Cloudのパートナーである韓国Bespin Globalとの協業によって、G-genは、設立当初からGoogle Cloudの最上位パートナー「プレミアパートナー」の位置づけで事業をスタートする。また、ユーザーがG-genと契約するメリットの1つとして、同社が「国内市場最安値水準」とうたう、Google Cloudを5%割引の料金で利用できる点を挙げている。
●Next:サーバーワークスがAWSに加えてGoogle Cloudも扱う理由
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