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CEC、マスク時の顔認証に対応した「SmartSESAME PCログオン」新版を提供

2021年10月29日(金)IT Leaders編集部

シーイーシー(CEC)は2021年10月28日、2要素認証PCログオンツール「SmartSESAME PCログオン」の新版を提供開始した。新版では、顔認証機能を追加し、顔認証の本人認識率として、99.73%(マスク着用時は98.5%)をうたう。マスクの着用有無や不適切着用(鼻マスク、口出し)なども検出できる。

 シーイーシー(CEC)の「SmartSESAME PCログオン」は、2要素認証でWindows PCにログオンできるようにするソフトウェアである(図1)。生体認証(指紋認証や指静脈認証など)やICカードによる多要素認証に対応する。これらの要素を複数組み合わせたログインや、これらに暗証番号(PIN)やID/パスワードと組み合わせたログインを利用できる。

図1:「PCログオン」顔認証の利用イメージ(出典:シーイーシー)図1:「PCログオン」顔認証の利用イメージ(出典:シーイーシー)
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 ログイン後に画面がスクリーンロック状態になった場合、ロックの解除には再度本人認証が必要になる。これにより、離席時の不正アクセスや覗き見を防ぐ。利用履歴もログとして残す。「いつ」「誰が」「どのPCを」利用したかを保存し、実際に利用したユーザーを特定できる。

 稼働形態に応じて、Active Directory版とスタンドアロン版(最小構成は10ライセンス)を用意した。スタンドアロン版は、ログオン対象のWindows 8.1/10にインストールしてスタンドアロンで動作する。管理サーバーは不要で、生体情報の登録からシステムの設定、ログオン履歴の管理までを1台で完結できる。

 Active Directory版は、管理サーバーソフト(Windows Server 2012/2016/2019)と組み合わせて、Active Directoryでカード情報や生体情報を集中管理する。管理サーバー上では、生体情報やポリシーなどの設定を実施し、ログオン履歴も閲覧できる。オプションで、シングルサインオンや勤怠管理連携などに対応する。

 新版では、顔認証機能を追加した。Windows PC内蔵Webカメラまたは外付けWebカメラを利用する(VGA以上の解像度が必要)。認証用のリーダーを用意する必要がないため、低コストで生体認証を導入できる。

 顔認証の本人認識率として、99.73%(マスク着用時は98.5%)をうたう。マスクの着用有無や不適切着用(鼻マスク、口出し)なども検出する。正面からの顔画像だけでなく横向きの顔画像なども利用することで、なりすましも防止する。認証時の顔認識の厳しさはを3段階のレベルで指定できる。

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顔認証 / 多要素認証 / 新型コロナウイルス / CEC

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