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TDSL、eKYCのための「顔認証サービス」と「本人確認書類厚み判定サービス」を提供

2021年11月30日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

東芝デジタルソリューションズ(TDSL)は2021年11月30日、「顔認証サービス」と「本人確認書類厚み判定サービス」の提供を開始した。事業者がオンライン本人確認(eKYC)を実装する際、既存の本人確認書類OCR(光学文字認識)ライブラリ「本人確認書類読取ソフトウェア」などと組み合わせて利用する。

 東芝デジタルソリューションズ(TDSL)の「顔認証サービス」と「本人確認書類厚み判定サービス」は、オンライン本人確認(eKYC)のためのセキュリティサービスである。金融機関やサービス事業者が、口座開設や各種決済サービスにeKYCを実装する際の仕組みを提供する。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)の券面情報を読み取るOCR(光学文字認識)ライブラリ「本人確認書類読取ソフトウェア」などと組み合わせて導入できる。

 顔認証サービスは、人の瞬きと目つぶりを検出する機能などを備えたeKYCのための顔認識AIサービスである。スマートフォンで撮影した顔写真と券面顔写真が同一人物かどうかを判定する(図1)。

図1:スマートフォンで撮影した顔写真と券面顔写真が同一人物かどうかを判定する(出典:東芝デジタルソリューションズ)図1:スマートフォンで撮影した顔写真と券面顔写真が同一人物かどうかを判定する(出典:東芝デジタルソリューションズ)

 本人確認書類厚み判定サービスは、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード)が偽造されたものかを判定する。本人確認書類を斜めから撮影することによって、写真の手前側に写るカードの厚みが適正かどうかをチェックする(写真1)。

写真1:本人確認書類を斜めから撮影し、カードの厚みが適正かどうかをチェックする(出典:東芝デジタルソリューションズ)写真1:本人確認書類を斜めから撮影し、カードの厚みが適正かどうかをチェックする(出典:東芝デジタルソリューションズ)

 TDSLはこれまで、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)の券面情報を読み取るOCRライブラリ(ソフトウェア開発キット)として「本人確認書類読取ソフトウェア」を販売してきた。2022年1月には、クラウドサービス型の「本人確認書類読取サービス」も提供を開始する。TDSLは、これらOCRサービスと今回提供のサービスを組み合わせ、各種のオンライン本人確認業務に利用できるように展開していく。

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