テクバンは2022年1月5日、クラウドメール向けセキュリティサービス「Techvan Cloud App Security」を発表した。Exchange OnlineなどのクラウドメールサービスとAPIで連携し、マルウェアや不正URLなどを検知・防御する。価格は「基本メニュー」が1ユーザーあたり月額300円で、レポートや問い合わせ対応などを提供する「セキュリティサポートオプション」が1ユーザーあたり月額120円。
Techvan Cloud App Securityは、クラウドメール向けのセキュリティサービスである。Exchange Online(Microsoft 365)などのクラウドメールサービスとAPIで連携し、マルウェアや不正URLなどを検知・防御する(図1)。クラウドアプリケーションへの設定など、初期導入の支援も実施する。別途オプションで、レポート生成、ウィルス感染時の駆除、設定代行・問い合わせ対応なども提供する。
図1:Techvan Cloud App Securityの概要(出典:テクバン)
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提供する主なセキュリティ機能は、以下の通りである。
- 不正メール対策
メールの本文や件名、ドメインや送信アドレスを手動で書き換えたメールを検知する - 不正プログラム対策
パターンマッチングやAI技術を活用して、不正プログラムを検知し、防御する - 不正URLアクセスブロック
不正プログラムへの感染、フィッシング詐欺被害をもたらすサイトへの接続を未然に防ぐ - クラウドサンドボックス
不正プログラム対策や不正URLアクセスブロック機能で発見できなかった、未知の脅威の可能性があるファイルやURLを、仮想OS上で動的に解析し、検知・防御する - 情報漏洩対策
メールやファイル内の情報を検索し、個人情報の利用状況を可視化する - ライティングスタイル分析
メールヘッダーや本文からBEC(ビジネスメール詐欺)と断定できない場合、なりすまされたものであるかを判別する。ユーザーによるメールの書き方をAIが学習し、受信時に本文の特徴を比較することによって、なりすましメールを検知する