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NEC、顔認証でワクチン接種完了を確認できるクラウドサービスを提供

2022年2月14日(月)IT Leaders編集部

NECは2022年2月10日、顔認証でワクチン接種完了を確認できるクラウドサービスを開発したと発表した。同年3月末から提供する。日本政府が提供している新型コロナワクチン接種証明書アプリ(ワクチンパスポート電子版)と連携し、顔情報と証明書情報を紐づける仕組み。顔認証で施設入場の際、ワクチン接種を完了していることを非接触で確認できる。主に、観光施設やイベントなどでの利用を想定し、2023年度中に1000カ所への導入を目指す。

 NECは、顔認証でワクチン接種完了を確認できるクラウドサービスを開発した(図1)。2022年3月末から提供する。日本政府が提供している新型コロナワクチン接種証明書アプリ(ワクチンパスポート電子版)と連携し、顔情報と証明書情報を紐づける仕組みである。顔認証で施設に入場する際に、ワクチン接種を完了していることを非接触で確認可能である。主に、観光施設やイベントなどでの利用を想定している。

図1:顔認証でワクチン接種完了を確認できるクラウドサービスの利用イメージ(出典:NEC)図1:顔認証でワクチン接種完了を確認できるクラウドサービスの利用イメージ(出典:NEC)
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 利用者は事前に、新型コロナワクチン接種証明書アプリの接種証明情報と顔情報を、専用Webサイトから登録し、これらを紐づけておく。施設の管理者は、入場の際に証明書やスマートフォンなどを提示してもらうことなく、顔認証だけでワクチン接種完了を確認できる。これまで係員が目視で行ってきた確認作業工数を削減する。

 クラウドサービスとして提供する。初期費用を抑えられるほか、短期間での導入が可能である。個別のアプリケーション開発やメンテナンスが不要なので、導入後も容易に運用を続けられるとしている。NECは今後も同サービスの機能を強化する。例えば、ワクチン接種完了だけでなく、入場チケットの同時確認も顔認証で実施する。これにより、入場手続きをさらに簡便化する。

 開発の背景としてNECは、ワクチン接種証明書の確認を施設の入り口で行うにあたって、確認作業の効率化や安全対策が課題となっていることを挙げる。「係員が目視で確認する際の運用負荷が課題になっているほか、係員と利用者との間の距離を保てないことが安全面で課題になっている」(同社)。

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