クラスメソッドは2022年2月22日、クラウドDWH用データ変換ツール「dbt」(開発元:米dbt Labs)を発表した。同年3月10日から販売する。Amazon RedshiftやBigQuery、Snowflakeなどのクラウド型データウェアハウス(DWH)のデータ変換に特化したツールである。クラスメソッドは、ライセンスの販売に加えて、導入支援サービスも提供する。
米dbt Labsの「dbt」(図1)は、Amazon RedshiftやBigQuery、Snowflakeなどのクラウド型データウェアハウス(DWH)を対象に、DWH上のデータを分析用に変換するツールである。一般的なETL(抽出/変換/集約)の流れではなく、データ変換前にDWHにデータを集約するELT(抽出/集約/変換)の使い方を前提に、DWH上でのデータ変換処理を効率よく行えるとしている。
図1:「dbt」の概要(出典:クラスメソッド)拡大画像表示
初歩的なSQLさえ知っていれば、だれでも簡単にデータ変換処理を作れる。具体的には、SELECT文さえ記述すれば、クエリーで取得した結果を、そのままテーブルやビューとして生成できる。作成したデータ変換処理のバージョン管理(Git)や、変換後のデータの品質管理(自動テスト)など、データ変換処理を効率よく作成するための機能を盛り込んでいる。
クラスメソッドによると、dbtはデータ変換界隈で話題になっており、日本のコミュニティ(dbt Tokyo User Group)には既に100人弱が参加しているという。
販売の背景として同社は、Amazon RedshiftやBigQuery、SnowflakeなどのクラウドDWHにデータを格納しただけでは適切なデータ分析が行えず、用途に応じたデータ整備が必要になることを挙げる。「しかし、用途に応じて多くのテーブルを作り分けたり、テーブル生成処理の実行環境を整えたりすることは手間がかかる。クラウドDWH用のデータ変換ツールは、こうした課題を解消する」(同社)。
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