[市場動向]

NEC、ソートリーダーシップ活動を強化、2022年4月1日付で専任組織を新設

2022年3月24日(木)IT Leaders編集部

NECは2022年3月23日、ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動を強化すると発表した。同年4月1日付で専任組織「ソートリーダーシップ部」を新設するとともに、NECグループのシンクタンクである国際社会経済研究所(IISE)に「ソートリーダーシップ推進部」を設置する。NECが中期ビジョン「NEC 2030VISION」で示した未来の社会像の実現に向けて、産官学の連携や業界団体、シンクタンクと共同で、実効性の高い提言を行うとしている。

 NECは2022年4月1日付で、専任組織「ソートリーダーシップ部」を新設する。さらに、NECグループのシンクタンクである国際社会経済研究所(IISE)に「未来の共感」創りを目的とした社会への提言機能である「ソートリーダーシップ推進部」を設置する。IISEの新理事長には、国内外・官民のリーダーをつなぎ社会イノベーションの推進に取り組んでいるシンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美氏を招聘する。

図1:社会実装に向けたロードマップ(出典:NEC)図1:社会実装に向けたロードマップ(出典:NEC)
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 ソートリーダーシップ活動では、NECが中期ビジョン「NEC 2030VISION」で示した未来の社会像の実現に向けて、産官学の連携や業界団体、シンクタンクと共同で、より実効性の高い提言を行う(図1)。NEC 2030VISIONは、2030年に暮らす人々が求める社会の姿をまとめたビジョンであり、「環境」、「社会」、「暮らし」の価値創造を目指している。

 NECは、Environment、City、Communication、Business、Lifeの5つのテーマにおける社会実装を目指し、ソートリーダーシップ活動に取り組む。これらのテーマの実現には、パブリックセクター、市民、企業、スタートアップ、アカデミア、財団などの協力が欠かせない。NECは、ソートリーダーシップ活動を通じて「共感できる未来の姿」を構想・発信し、これらのステークホルダーとともにイニシアティブを構築し、市場関係者を募り、社会実証・実装を進め、将来の市場形成を目指す。

 国際社会経済研究所(IISE)は、2000年の設立以来、デジタル化の進展にともなうヘルスケアやプライバシなどの領域で、高度専門リサーチャーを抱え、調査研究や外部講演、シンポジウム開催、メディア寄稿などを行ってきた。今回、提言機能を強化することで、NECグループ全体のソートリーダーシップ活動を加速させる考えである。

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