リコーは2022年4月5日、Web会議記録サービス「toruno(トルノ)」を発表した。同年4月12日から提供する。Web会議やウェビナーの音声、文字起こしテキスト、表示画面、の3要素を自動で記録するクラウドサービスである。これまでベータ版を提供してきたが、今回正式サービス化した。従来のサービスは個人向けの「toruno パーソナル」として提供し、新たにチーム利用を想定した法人向けサービス「toruno ビジネス」を用意した。toruno ビジネスの価格(税別)は、最安価プラン「月20時間」の場合、基本料金が月20時間までで月額6000円、月20時間を超えた場合の従量料金が1時間あたり300円。
リコーの「toruno(トルノ)」は、Web会議やウェビナーの内容をまるごと記録して後から利用できるようにするクラウドサービスである。音声の録音データ、音声認識でリアルタイムに文字起こししたテキストデータ、画面をキャプチャした画像データ、の3つの情報を記録する。これまでベータ版を提供してきたが、今回正式サービス化した(関連記事:リコー、Web会議を音声/AI文字起こし/キャプチャ画像でまるごと記録する「toruno」)。
Windowsで動作する記録用のアプリケーションと、記録した会議を管理・閲覧するためのWebアプリケーション(クラウドサービス)で構成する。記録用のアプリケーションはWindowsで常駐動作し、Web会議ツールとの連携は不要である(画面1)。「記録したいと思ったらすぐに記録できるように、簡単に起動できるデスクトップアプリ」(同社)として提供する。
画面1:オンライン会議記録サービス「toruno(トルノ)」の記録用アプリケーション画面。Windows上で動作する。最短1クリックでオンライン会議を記録する(出典:リコー)拡大画像表示
起動後は最短1クリックで記録できる。ユーザー1人が記録すれば、全員の音声を記録し、文字に起こす。なお、現在のところは話者を識別する機能はない。音声認識エンジンには、アドバンスト・メディアの「AmiVoice Cloud Platform」を採用した。企業ごとの用語や業界用語などをCSVファイルでユーザー自身で登録可能なユーザー辞書機能も提供する。
閲覧時には、音声、発言のテキスト、画面ショットを時系列で整理したWebページで確認する(画面2)。Web画面はURLで共有する。会議中の重要な発言をブックマークする機能も備える。発言を画面上で修正する編集機能もある。音声再生スピードは、0.5倍~2.0倍速に変更可能で、5秒、30秒の再生位置ジャンプ機能も備える。音声データ(mp3)、文字起こしテキスト(txt)、画像(jpg)のダウンロードも可能である。
画面2:オンライン会議記録サービス「toruno(トルノ)」の閲覧用アプリケーション画面。クラウドサービスとして動作する。URLで記録データを共有できる(出典:リコー)拡大画像表示
リコーはこれまで、torunoのベータ版を提供してきた。従来のサービスは個人向けの「toruno パーソナル」として提供し、今回リリースした正式版では、チーム利用を想定した法人向けサービス「toruno ビジネス」を用意した。toruno ビジネスでは、ユーザー管理機能を備え、チーム内で会議を共有しやすくしている。チームの管理者がチームメンバーを招待して使う。チーム内はURLだけで会議データを共有できる。一方、チーム外へは個人向けの「toruno パーソナル」と同様に、URLに加えてパスコードを使って共有する。
toruno ビジネスの価格(税別)は、以下のとおり。
- 「月20時間」プランの場合、基本料金が月20時間までで月額6000円、月20時間を超えた場合の従量料金が1時間あたり300円。保存容量は50GB。
- 「月100時間」プランの場合、基本料金が月100時間までで月額2万8500円、月100時間を超えた場合の従量料金が1時間あたり285円。保存容量は250GB。
- 「月500時間」プランの場合、基本料金が月500時間までで月額13万5000円、月500時間を超えた場合の従量料金が1時間あたり270円。保存容量は1500GB。
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