ラックは2022年5月25日、地域商社事業「黒こ」を発表した。地域活性をテーマにした新規事業の1つであり、地域に根差したビジネスを成長させるサイクルを、ITやIoTを活用して支援する。地場の既存産業と連携し、ITを駆使した課題の調査・企画・調達・流通など、地域のビジネスが成長するサイクルを提案する。
セキュリティコンサルティング/サービス企業のラックが、地域活性をテーマにした商社事業「黒こ」を始動する。地域に根差したビジネスを成長させるサイクルを、ITやIoTを活用して支援する。地域を主体とした事業サイクルの強化と、総合的なマーケティングを提供する。地場の既存産業と連携し、ITを駆使した課題の調査・企画・調達・流通など、地域のビジネスが成長するサイクルを提案するという(図1)。
図1:「黒こ」による地域事業サポートのイメージ(出典:ラック)拡大画像表示
新事業では、地域外の消費者の動向、顧客の声の回収と分析など、地域の事業者が商品の改善や新たな商品開発、販路開拓に役立てられる情報を入手できる仕組みを提案する。「地域外の消費者とは、フィードバックの還流だけでなく、『関係人口』として継続的に地域のファンとしてつながる仕組みを、地域との共創で生み出す」と説明している。
事業の特徴としてラックは、東京の会社としてではなく、その場に根差した形で地域内に入りこんで定着していくアプローチを取ることを挙げる。地域での商社事業を安全に保つうえで、同社の地域向けIoT基盤「town」と連携したサービスも提供可能としている。
新事業を立ち上げる背景としてラックは、人口減少や少子高齢化によって、多くの地域で生産活動を担う人口が減少している問題を挙げる。「加えて、地域外の事業者に商流を依存することによって、所得の流入よりも、地域外への価値・利益・投資の流出が大きくなり、地域の経済が縮小する問題が生じている。地域をより豊かにしていくためには、地域外に特産品や観光サービスを販売し、この利益や投資を地域内に還元することが重要である」(同社)。
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