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サーバー監視ツール新版「BOM for Windows Ver.8.0」、月額ライセンスを追加、Ubuntuも監視可能に
2022年6月16日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
セイ・テクノロジーズは2022年6月16日、Windowsサーバー監視ソフトウェア新版「BOM for Windows Ver.8.0」を発表した。同年7月1日から販売する。新版では、売り切りライセンスに加えて、月額ライセンスを選べるようにした。管理ノウハウをまとめたドキュメントも同梱した。価格(税別)は買い取り型の「基本パッケージ」が14万8000円で、月額ライセンスは要問い合わせ。
セイ・テクノロジーズの「BOM for Windows」は、Windows環境向けのサーバー監視ソフトウェアである(関連記事:サーバー監視ツール「BOM for Windows」に新版、監視すべき項目を自動検出)。
BOMをインストールしたWindows PC/サーバーをスタンドアローンで監視し、データベース(SQL Server)で管理する。BOMを導入したWindowsマシンが1台あれば、BOMをインストールしていない外部サーバーも遠隔監視が可能。監視コンソールはWebブラウザで操作する。
監視項目は、CPU、メモリー、ディスク、イベントログなどの基本項目から、Active Directory、DNS、DHCPなどの各種サービス、SQL Server、Oracle Database、Exchange Serverなどの各種サーバーソフトウェアまで幅広い。Oracle Database、SQL Server)やLinux OS、VMware環境については別途オプションを適用することで監視対象にできる。
新版では、売り切りライセンスだけでなく、月額ライセンスを選べるようにした。監視対象OSを拡充し、Windows OSの現行版(Windows Server 2022、Windows 11)を追加した。Linux監視オプションによる監視対象OSも拡充し、ビジネス領域で採用が増えている「Ubuntu」を監視対象に追加した。
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機能面では、サーバーの使用状況を可視化する診断レポートで、「より実運用に即したレポート」(同社)を作成できるようになったとしている。図1は、レポートのサンプルイメージである。診断結果として、総合評価、問題が見つかった箇所の指摘とコメント、過去との時系列比較グラフなどを掲載している。
管理ノウハウをまとめたドキュメントや参考資料を同梱している。テクニカルライターの山市良氏によるWindows環境管理のノウハウ集「山市良どっとこむ」から、テクニック1~10をPDF形式のドキュメントとして収録している。ほかには、各テクニックの内容を盛り込んだBOM用のテンプレート、仮想環境で動作するアプリケーションの可用性を高めるための参考資料を同梱している。