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NEC、複数拠点向け運用管理サービス群を提供、障害監視/遠隔アクセス/Windowsパッチ管理で構成

2022年7月29日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2022年7月29日、クラウド型システム運用管理サービス群「NEC ICT Management Service and Technology マルチサイトタイプ」を発表した。既存の「Windowsパッチ管理サービス マルチサイトタイプ」のほかに、2つの新しいサービスを追加した。IT機器を遠隔監視して故障発生時に通報する「ICT機器監視通報サービス マルチサイトタイプ」と、外部からSSH/RDPでリモートアクセスする「セキュアリモートアクセスサービス」である。価格(税別)は、機器の監視通報サービスが月額4250円から、リモートアクセスが月額7500円から。

 NECの「NEC ICT Management Service and Technology マルチサイトタイプ」は、複数拠点(マルチサイト)を運用する企業に向けた、クラウド型システム運用管理サービス群である。

 既存の「Windowsパッチ管理サービス マルチサイトタイプ」のほかに、マルチサイトの運用を支援する2つのサービス「ICT機器監視通報サービス マルチサイトタイプ」と「セキュアリモートアクセスサービス」を追加し、合計で3つのサービスで構成する(図1)。

図1:クラウド型システム運用管理サービス群「NEC ICT Management Service and Technology マルチサイトタイプ」の概要(出典:NEC)
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複数拠点のIT機器をリモート監視、故障時に自動で通報

 「ICT機器監視通報サービス マルチサイトタイプ」は、サーバー、ストレージ、スイッチ/ルーター機器などのIT機器をリモートで監視し、故障の検知、故障発生時の事業者への自動通報、原因調査支援などを行うサービスである。

 同サービスに付帯するWebポータルでは、障害対応に必要な情報を分かりやすく表示する。障害発生拠点の特定や優先対処すべき障害の選定を支援することによって、監視業務の学習コストや属人性を減らす。故障発生時から復旧までの工数を最大で約60%削減できるとしている。

 価格(税別)は、基本料金が月額4250円(死活監視がIPアドレス100個まで、SNMP Trapを受け付ける監視がIPアドレス5個まで)。死活監視対象のIPアドレスを100件追加するごとに月額5000円、SNMP Trap監視対象のIPアドレスを1件追加するごとに月額850円加算する。提供開始時期は同年7月29日(Webポータルは同年9月下旬)。

複数拠点の業務システムをSSH/RDPでリモート操作

 「セキュアリモートアクセスサービス」は、外部から監視対象の情報システムをSSH(CUI端末操作)またはRDP(Windows画面端末)でリモート操作を可能にするサービスである。利用にあたって、OS/ソフトウェアの管理やハードウェア機器の追加が不要で、インフラ障害発生時の初期解析作業を最大で約60%削減できるとしている。

 価格(税別)は、基本料金が月額7500円(サービス導入仮想マシン1台あたり5ユーザーまで)で、5ユーザー追加ごとに月額3000円加算する。提供開始時期は、同年9月下旬。

 なお、既存の「Windows パッチ管理サービス マルチサイトタイプ」は、同年6月から提供している。WSUS(Windows Server Update Services)機能を使って遠隔拠点の業務用PCへのパッチ適用を効率化する。

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NEC / リモートアクセス / システム監視 / パッチ管理

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