[新製品・サービス]
ISDNをモバイル閉域網で置き換える「Area Power セキュアモバイル回線サービス」─日立ソリューションズ西日本
2022年8月4日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
日立ソリューションズ西日本は2022年8月4日、金融機関向けISDN代替サービス「Area Power セキュアモバイル回線サービス」を発表した。同年8月5日から提供する。2024年1月に終了するISDN(INSネットディジタル通信モード)を、モバイルデータ通信の閉域網で置き換える。既存システムに変更を加えることなく回線だけを置き換えられる。
日立ソリューションズ西日本の「Area Power セキュアモバイル回線サービス」は、金融機関が使っているISDN回線を、モバイルデータ通信の閉域網で置き換えるネットワークサービスである。モバイルルーターを各拠点(金融機関と取引先企業など)に設置し、Area Powerクラウドセンタを経由して通信する。データ通信ソフトなどの既存システムに変更を加えることなく、足回りの回線だけを置き換えられる(図1)。
図1:「Area Power セキュアモバイル回線サービス」(出典:日立ソリューションズ西日本)拡大画像表示
価格体系は、以下の通り。金融機関が支払う同サービスの環境利用料(基本料金)や、金融機関からクラウドセンタ間の月額回線利用料は、取引先企業数に関係なく定額である。ただし、取引先企業のモバイルルーター費用および取引先企業からクラウドセンタ間の月額回線利用料は、取引先企業数によって変動する。
想定する利用シーンの1つは、自動振替伝送業務である。自動振替伝送業務の通信手段として活用できる。閉域網なので、決済データなど重要データを安全に取り扱える。また、想定する別の利用シーンに、リモート保守業務がある。閉域網なので、調査用のログや解析データを安全に取り扱える。
同サービスの提供は、NTT東日本とNTT西日本が提供しているISDN回線サービス「INSネットディジタル通信モード」が2024年1月に終了することを受けたもの。現在ISDNを使っているユーザーは、代替サービスに置き換える必要がある。インターネットを使ったVPNサービスなどに置き換える例もあるが、今回のサービスはモバイル閉域網を使う。
INSネット / ISDN / 閉域接続 / 日立ソリューションズ
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



