SCSKは2022年11月21日、ファイルサーバーサービス「自動データ収集アプリ」を提供開始した。ファイルサーバー上のExcelデータを自動的に集計してデータベース化する。Excelファイルへのデータ入力と提出を複数の社員に依頼し、未提出者に催促し、社員が保存したExcelファイルの入力データ値をチェックし、これらのデータを集約してデータベースに格納するという一連のタスクを自動化する。
SCSKの「自動データ収集アプリ」は、ファイルサーバー上のExcelデータを自動的に集計してデータベース化するサービスである。Excelファイルへのデータ入力と提出を複数の社員に依頼し、未提出者に催促し、社員が保存したExcelファイルの入力データ値をチェックし、これらのデータを集約してデータベースに格納するという一連のタスクを自動化する(図1)。
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同サービスは、クラウドストレージサービス「Dropbox」の法人プランに備わるデータ収集機能(「リクエスト機能」と「ストレージ管理機能」の組み合わせ)と、SCSKのノーコード開発サービス「CELF(セルフ)」を用いて構成する(関連記事:社員1人1台のRPAを年額3万5000円で提供、SCSKがRPAソフト新版でオブジェクト認識を追加)。
SCSKが行った検証では、自動データ収集アプリを利用することで、データ収集プロセスが80%以上減ったとしている。また、データの結合やグルーピングなどの作業もCELFの機能で行えるため、リアルタイムにデータを活用できるとしている。
今回、DropboxのAPIをプログラミング知識がなくても使えるように、CELF上に部品を用意した。この部品を使うことで、エンドユーザーみずから、Dropbox上のファイルに対するデータの加工・修正・突合などの作業を行えるようになる。
「企業データの多くがExcelファイルに蓄積されている一方で、これらExcelデータの活用が進んでいない。当社の調査でも、データ活用時の課題として「データを集計する作業に時間がかかる」や「データがExcelなどに散乱している」という意見が挙がっている」(SCSK)
価格(税別)は、Dropbox StandardとCELFクラウドサービスの利用料金を含んで年額35万5000円(10ユーザー時)から。