[新製品・サービス]
特権ID管理「ESS AdminONE」、MySQLの特権パスワードを変更可能に、AIX/HP-UX用コマンドも用意
2022年11月29日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
エンカレッジ・テクノロジは2022年11月29日、特権ID管理ソフトウェア「ESS AdminONE」の機能を強化した。ESS AdminONEは、特権IDによる情報システムへのアクセスを一元管理/制御するソフトウェア。今回、「パスワード変更オプション」を拡充し、特権IDパスワードを変更可能なバックエンドシステムを拡充したほか、MySQL、AIX、HP-UX、ネットワーク機器などのパスワードを変更できるようにした。価格(税別)は、接続先ごとに20万円(年間保守料が別途必要)、または年額10万5000円。
エンカレッジ・テクノロジの「ESS AdminONE」は、特権IDによる情報システムへのアクセスを一元管理/制御するソフトウェアである。エンドユーザーは、特権IDのID/パスワードを知ることなく該当システムにログインできる(関連記事:特権ID管理「ESS AdminONE」、Oracle DBやSSH接続先の特権パスワードを定期的に変更可能に)。
情報システムへのアクセスをゲートウェイで仲介する使い方と、アクセス端末上で稼働する専用ソフトウェアに対してパスワードを都度付与する使い方に対応する。なお、ゲートウェイで仲介する場合は、SSHログインによるターミナル(CLI)操作またはシンクライアント(RDPプロトコル)による画面操作を仲介する。
バックエンドシステムの特権IDパスワードを変更する機能を備えている。Windows/Linuxは標準で変更可能で、これ以外のシステムについては汎用インタフェースを介して変更可能である。汎用インタフェース経由で指示を受けた外部モジュールが、対象システムの特権IDパスワードを変更する仕組みである(関連記事:特権ID管理「ESS AdminONE V1.1」、特権IDパスワード変更のための汎用インタフェースを追加)。
パスワードを変更可能な対象システムを拡充、MySQLを追加
ESS AdminONEの機能強化点として、汎用インタフェースからの指示を受けてパスワードを変更する外部モジュールを拡充した。
これまでは、パブリッククラウドのアカウント(AWS、Microsoft Azure)、データベース(Oracle Database、PostgreSQL)、SSH接続サーバー、という5種類のモジュールを提供してきた。今回、新たにMySQL用のモジュールを提供する。これにより、パスワードを変更可能なデータベースは、Oracle Database、PostgreSQL、MySQLの3つになった(図1)。
図1:ESS AdminONEからパスワードを変更可能な主なOS(出典:エンカレッジ・テクノロジ)拡大画像表示
加えて、SSH接続サーバー向け外部モジュールを強化し、あらかじめ用意するCLIのコマンドシーケンスの対象OSを増やしている。Solaris OS向けに加えて、AIX向けとHP-UX向けのコマンドシーケンスを用意した。
なお、SSH接続サーバー向け外部モジュールは以前からユーザー自身でコマンドシーケンスを設定可能である。ネットワーク機器のOSなど、SSH接続経由でCLIを操作可能な任意のシステムを対象にパスワードを変更可能である。
エンカレッジ・テクノロジ / 特権ID管理 / ESS AdminONE / MySQL / AIX / HP-UX / Solaris / UNIX
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



