[事例ニュース]

飛島建設が人事システムを刷新、分散していた人事情報を集約

Works Human Intelligenceの「COMPANY」を導入

2023年1月13日(金)IT Leaders編集部

飛島建設(本社:東京都港区)は、統合人事アプリケーション「COMPANY」の利用を開始した。人事情報の集約による業務プロセスの改善と、外部環境の変化に対応できるシステム設計の実現が狙いである。COMPANYを提供するWorks Human Intelligence(WHI)が2023年1月12日に発表した。

 飛島建設は、統合人事アプリケーション「COMPANY」の利用を開始した。人事情報の集約による業務プロセスの改善と、外部環境の変化に対応できるシステム設計の実現が狙いである。

 同社は従来、人事システムとして、外資系のERPシステムを20年近く利用してきた。長年にわたってカスタマイズを繰り返した影響で、法改正のたびに生じるシステム改修が発生していた。また、申請ワークフローシステムや勤怠管理システムなど、領域ごとに異なるシステムを組み合わせて利用していたため、業務運用が煩雑になっていたという。

 ERPシステムのサポート更新期限が迫る中、これらの課題の解決を目指し、人事システムを刷新した。Works Human Intelligence(WHI)の統合人事アプリケーション「COMPANY」を採用し、「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」「就労ログオン打刻」「COMPANY Identity Management」を導入した。

 同社はこれまで、申請ワークフロー、勤怠、人事情報・給与計算をそれぞれ別システムを運用していたため、COMPANY導入時の要件整理には時間を要したが、導入によって申請から給与計算まで一元管理できるようになった。加えて、複数の勤務体系を所属情報によって自動で割り当てて労働時間を把握できるようになった。

 飛島建設は今後、Excelなどで管理している情報や人事考課もCOMPANYに集約し、情報の活用、業務の効率化を目指す。建設業界では2024年に働き方改革関連法が適用され、時間外労働の上限規制が厳格化される。その対応として同社は、COMPANYを活用して複数の勤務体系の労働時間を可視化し、労働時間の管理を強化していくという。

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