韓国TmaxSoft日本法人の日本ティーマックスソフトは2023年3月14日、メインフレームのCOBOLアプリケーションをクラウド化、Java化、コンテナ化するSIサービスを開始すると発表した。同社のOpenFrameおよびVMwareミドルウェアを利用してモダナイズ/マイグレーションを実施する。同社および販売代理店がSIサービスを提供する。
日本ティーマックスソフトは、メインフレームのCOBOLアプリケーションをクラウド化、Java化、コンテナ化するSIサービスを開始する。同社とVMwareミドルウェアを利用してモダナイズ/マイグレーションを実施する。
SIサービスでは、以下の3つのステップでアプリケーションをモダナイズする。これらの作業をメニューとして用意し、ユーザーに提供する。TmaxSoftのミドルウェアなどの稼働環境として、VMwareプラットフォーム(サーバー仮想化、コンテナ)を用いる。
- OpenFrame7を使ってクラウドに載せ替え
- OpenFrame21を使ってCOBOLをJavaに書き換え
- Javaアプリをコンテナ化してKubernetes環境で運用
(1)クラウドへの載せ替えには、TmaxSoftの「OpenFrame7」を使う。OpenFrameは、メインフレームで動作しているCOBOLやPL/Iのレガシーアプリケーションをソースコードを書き換えることなくオープン環境(Linux)に移行するツール。必要なプリコンパイラやミドルウェアを提供する。JCL(ジョブ記述言語)や各種言語処理系、データベース、TPモニターなどを含む(関連記事:TmaxSoft、メインフレーム環境をそのままクラウドに移行する「OpenFrame onクラウド」)。
(2)Javaへの書き換えには、TmaxSoftの「OpenFrame21」を使う。既存のソースコードを、コンテナ環境で動作するマイクロサービス型のJavaアプリケーションに自動変換するツールである(関連記事:TmaxSoft、レガシーアプリをコンテナベースのJavaクラスに変換する「OpenFrame 21」を販売)。
(3)コンテナ運用基盤には、ヴイエムウェアのKubernetesプラットフォーム「VMware Tanzu Application Platform」を使う(関連記事:コンテナ開発を省力化する「VMware Tanzu Application Platform 1.3」、Red Hat OpenShiftをサポート)。