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オルツ、音声認識の書き起こしを人手で修正する「AI GIJIROKU 100」、100%の精度を保証

2023年3月28日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

オルツは2023年3月28日、議事録生成ツール「AI GIJIROKU」のオプション機能として、議事録の書き起こしにおいて100%の精度を保証する「AI GIJIROKU 100」を提供すると発表した。AIが自動生成した議事録に対して、人の手による修正を加えることによって、100%の書き起こし精度を実現する仕組みである。AI GIJIROKUのサービス内から依頼して使う。

 オルツの「AI GIJIROKU」は、会議の議事録を、AIを用いて自動で生成するツールである。主要35カ国語以上のリアルタイム同時翻訳が可能で、金融、医療、製薬、化学、建設などの業界・業種に特化した、音声認識精度99.8%をうたうAIモデルを実装している。AIの学習機能によって、利用するたびに文字起こしの精度が向上するとしている。

 今回、オプション機能として、議事録の書き起こしにおいて100%の精度を保証する「AI GIJIROKU 100」を用意した。AIが自動生成した議事録に対して、人の手による修正を加えることによって、100%の書き起こし精度を実現する仕組みである。AI GIJIROKUのサービス内から依頼して使う。リリース時は日本語だけカバーする。英語版も今後リリースする予定である。

図1:「AI GIJIROKU 100」は、人の手による書き起こしのポリシーとして、4種類(素起こし、ケバ取り、整文、要約)を選べる(出典:オルツ)
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 人の手による書き起こしのポリシーとして、4種類(素起こし、ケバ取り、整文、要約)を選べる(図1)。

 (1)「素起こし」は、不要な言葉や重複する言葉なども、そのまま文字起こしする。発言内容を正確に記録することから、特に法務や学術目的での書き起こしなど、正確な書き起こしが必要な場面において役立つ。

 (2)「ケバ取り」は、文字起こしを行う際の標準的な方法である。「ケバ」と呼ぶ、不要な言葉(「えー」など)や重複した言葉(「私、私は」など)、言い間違いや言い直しなどを削除し、読みやすい書き起こしに仕上げる。語尾の口調はそのまま残るので、会話の雰囲気を損なうことはない。会議の議事録だけでなく、インタビューや講演会の文字起こしなどに役立つ。

 (3)「整文」は、「ケバ取り」を行った文章の語尾を整える。具体的には「でしょ」「だよね」などの口語的な表現を改め、文語的な表現に修正する。口頭でのヒアリングや会議の議事録を、Web上での配布資料やパフレットなどの冊子に掲載する際に役立つ。

 (4)「要約」は、文章を指定の長さに端的に要約する。性質上、要望などのヒアリングを実施することがある。

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