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スマートスタイル、MySQL HeatWaveのPoC支援SIを提供、費用対効果を技術的観点から検証

2023年4月17日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

MySQLなどオープンソースソフトウェアのSIベンダーであるスマートスタイルは2023年4月12日、SIサービス「MySQL HeatWave PoCサービス」を提供開始した。Oracle Cloudのフルマネージド型クラウドデータベース「MySQL HeatWave Database Service」を導入したいユーザー企業に向けて技術検証を支援する。価格は個別見積もり。

 スマートスタイルの「MySQL HeatWave PoCサービス」は、Oracle Cloudのフルマネージド型クラウドデータベース「MySQL HeatWave Database Service」を導入したいユーザー企業に向けて、技術検証を支援するSIサービスである(図1)。

図1:MySQL HeatWaveの概要(出典:スマートスタイル)
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 ユーザーの需要にとってMySQL HeatWaveが適しているかどうかを検証する。既存システムをMySQL HeatWaveに置き換えた時に、期待する性能が得られるかどうか、期待する性能や要件を満たした場合に、費用対効果が得られるかどうかを、技術的な観点で検証する。

 問題点を把握し、不確実性を排除する。これにより、導入後のイメージが掴みやすくなる。不確実性や問題点を解決することで、本番導入時のリスクが減る。実装のイメージが明確になることで、導入時の不要な工数が減る。効果とコストを把握することで、投資判断の精度が高まる。以下の3つのプランで構成する。

  1. PoCサポートプラン
    MySQLのスペシャリストがPoCを実施するための環境を準備し、技術面での課題解決を支援する
  2. PoC性能評価プラン
    データベースを選定するうえで重要な、性能の検証に特化したメニュー。導入するメリットの見極めを支援する
  3. PoCカスタムプラン
    ユーザーによるPoCの計画に合わせて、PoCの実施をフルサポートする

 なお、MySQL HeatWaveは、MySQLをベースにOracle CloudのPaaSとして提供するフルマネージド型のクラウドデータベースである。インメモリー型で動作する分散データベースであり、MySQLをMySQL HeatWaveに置き換えることで処理が高速になる。完全互換なので、アプリケーションからはMySQLと同じように利用できる

 分散型のアーキテクチャを採用している。OLTP(トランザクション処理)に使う通常のMySQLノード(InnoDB)と、OLAP(データ分析)に使うインメモリー型のクラスタノード(HeatWave)で構成する。InnoDBで更新したデータは、データ分析用のHeatWaveクラスタに透過的に伝達する。1つのデータベース基盤でOLTPとOLAPを兼ねるので、OLTPデータベースからETLツールでOLAPデータベースにデータを移行して分析するといった手続きが不要である。

 チューニングなどの運用をマシンラーニング(機械学習)によって自動化する「MySQL Autopilot」も実装している。メモリー使用量、ネットワーク負荷、実行時間をAIモデル化し、プロビジョニング、データの読み込み、クエリー実行、障害処理などを自動化する。時間の経過とともにシステム性能が継続的に向上する(関連記事日本オラクル、クラウドDB「MySQL HeatWave」の運用自動化機能をアピール)。

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