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日本オラクル、クラウドDB「MySQL HeatWave」の運用自動化機能をアピール

2021年10月1日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本オラクルは2021年10月1日、説明会を開き、直近で強化したOracle Cloudの機能について説明した。2021年8月に追加したクラウド型データベース「MySQL HeatWave」の運用自動化機能がユーザーにもたらすメリットをアピールした。例えば、SQL実行計画の自動チューニングによって、TPC-H/TPC-DS 24TBのベンチマーク性能が40%向上するという。

 日本オラクルは2020年12月に、Oracle Cloud上で利用できるクラウドデータベース「MySQL Database Service with HeatWave」をリリースしている(図1)。インメモリー型で動作するMySQLと完全互換の分散データベースで、通常のMySQLをMySQL HeatWaveに置き換えることでデータベースを高速化できるとアピールしている。

図1:単一のMySQLデータベースでOLTPおよびOLAPアプリケーションから同時に利用できる(出典:日本オラクル)図1:単一のMySQLデータベースでOLTPおよびOLAPアプリケーションから同時に利用できる(出典:日本オラクル)
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 MySQL HeatWaveでは、OLTP(オンライントランザクション処理)用の通常のMySQLノード(InnoDB)と、OLAP(オンライン分析処理)用のインメモリー型クラスタノード(HeatWave)を同時に利用できる。InnoDBで更新したデータは、データ分析用のHeatWaveクラスタに透過的に伝達する。1つのデータベース基盤でOLTPとOLAPを兼ねるので、OLTPデータベースからETLツールでOLAPデータベースにデータを移行して分析する、といった手続きが不要である。

 2021年8月には、MySQL HeatWaveの追加機能として、チューニングなどの運用をマシンラーニング(機械学習)によって自動化する「MySQL Autopilot」を実装している。メモリー使用量、ネットワーク負荷、実行時間をAIモデル化し、プロビジョニング、データの読み込み、クエリー実行、障害処理などを自動化する。時間の経過とともにシステム性能が継続的に向上する(図2関連記事オラクル、インメモリー分散DB「MySQL HeatWave」の運用をマシンラーニングで自動化))。

図2:MySQL HeatWaveの運用を自動化する「MySQL Autopilot」機能の概要(出典:日本オラクル)図2:MySQL HeatWaveの運用を自動化する「MySQL Autopilot」機能の概要(出典:日本オラクル)
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 説明会では、MySQL HeatWaveの運用を自動化する機能であるMySQL Autopilotのうち、3つの自動化機能について説明した。これらの機能を含む、MySQL Autopilotの主な機能一覧は、表1の通りである。

SQL実行計画を自動チューニング、テーブル分割をアドバイス

 MySQL Autopilotに備わる自動化機能の1つは、SQL実行計画を自動でチューニングする「Auto Query Plan Improvement」(自動クエリー計画改善)である。

 過去に実行したSQL文と、SQL文を実行した際の統計情報を学習する。SQL文の構造がまったく同じでなくても、類似のSQL文の性能が向上する。SQLを実行すればするほど性能が上がる。SQL実行計画の自動チューニングによって、TPC-HとTPC-DS 24TBのベンチマーク性能が40%向上するとしている(図3)。

図3:SQL実行計画を自動でチューニングする「Auto Query Plan Improvement」(自動クエリー計画改善)の概要(出典:日本オラクル)図3:SQL実行計画を自動でチューニングする「Auto Query Plan Improvement」(自動クエリー計画改善)の概要(出典:日本オラクル)
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●Next:複数サーバーへの自動データ配置の概要

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