FLARE SYSTEMS(フレアシステムズ)は2023年4月25日、インターネットに接続するだけでローカル5Gの実証が可能になる小型の実証機を販売すると発表した。ローカル5Gの基地局、5Gコア、MEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)を一体化した基地局であり、屋内用の小型機として販売する。誰もが簡単にローカル5Gのエリアを整備できることを目指したとしている。
FLARE SYSTEMSは、インターネットに接続するだけでローカル5Gの実証が可能になる、小型の基地局を販売する(写真1)。ローカル5Gの基地局、5Gコア、MEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)を一体化している。誰もが簡単にローカル5Gのエリアを整備できることを目指している。
写真1:小型ローカル5G実証機の外観。幅130×高さ189×奥行357mm(出典:FLARE SYSTEMS)拡大画像表示
開発した実証機は、ローカル5Gの通信に必要なすべての機能とアプリケーション機能を、1つの筐体に集約している。電源(AC100V)とインターネットに接続するだけで、ローカル5Gの無線通信を利用可能になる(図1)。
図1:実証機の構成と装置のイメージ(出典:FLARE SYSTEMS)拡大画像表示
同社の従来機と比べて、サイズを1/4に小型化(幅130×高さ189×奥行357mm)した。重さは約6.2kgである。さらに、省電力化を図り、消費電力を約90Wにした。これらにより、設置場所を選ぶことなく、すぐにローカル5Gネットワークを構築可能になった。
性能面では、1W×4ポートの高出力とした。実際のフィールド(荒川下流域:岩淵地区での国土交通省実証実験による測定結果)において、同システムとローカル5G端末の間が1kmの距離で通信できることを実証済みである。これにより、各種のユースケースを検証可能だとしている。
また、新たな機能追加や性能向上においても、ソフトウェアのアップデートにより、迅速に最新の通信プロトコルを実装可能である。
同社は、シンプルに構成したソフトウェア基地局を提供することで、各種のユースケースに対してローカル5Gシステムを展開し、広くローカル5Gの普及、社会課題解決、新しい価値創造に向けて貢献していく、としている。
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