[事例ニュース]

九州電力、発電所構内にローカル5Gと無線LANによる通信網を構築

業務利用するiPhoneからローカル5Gに直接接続

2025年4月17日(木)IT Leaders編集部

九州電力(本社:福岡県福岡市)は、発電所におけるスマート保安を実現するための通信インフラとして、ローカル5Gと無線LANを環境に応じて使い分けるローカル無線ネットワークを2024年4月から運用している。業務利用するiPhoneからローカル5Gに直接接続できる。構築を支援する日鉄ソリューションズが2025年4月15日に発表した。

 九州電力は、発電所におけるスマート保安を実現するための通信インフラとして、ローカル5Gと無線LANを環境に応じて使い分ける自営無線ネットワークを2024年4月から運用している(図1)。

図1:九州電力が発電所に構築した、ローカル5Gと無線LANを組み合わせたローカル無線ネットワークの概要(出典:日鉄ソリューションズ)
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 ローカル5Gを、屋外敷地などの広域通信や、建屋間を接続する光ケーブル網の代替ネットワークとして利用し、無線LANを建屋内の通信や遮蔽物の多い小部屋での局所的な通信に利用する。

 2024年9月に、アップルがスマートデバイスOS「iOS 17」でローカル5Gをサポートしたのを機に、発電所内で業務利用するiPhoneをローカル5Gに直接接続することを可能にして、作業時の利便性向上を図った。その際、技術要件に適合させるため、ローカル5Gのコア装置のバージョンアップと、セキュリティレベルの高いSIMカードを導入している。

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