ACESは2023年7月19日、法人向けAIチャットボット「ACES ChatHub」のシステム基盤をMicrosoft Azure上に構築し、Azure OpenAI Serviceと連携させたと発表した。社内のプライベートデータを用いた自社特化のチャットボットをより安全な環境で構築できるようになったとしている。
ACESの「ACES ChatHub」は、自社に特化したAIチャットボットを作成可能なシステム基盤サービスである。対話型AIのChatGPTを、入力したデータを学習などに使われることなく安全に利用可能である。また、社内規定や社内マニュアルを参照するチャットボットを構築可能である（画面1）。
画面1：法人向けAIチャットボット「ACES ChatHub」の画面（出典：ACES） 主な用途として同社は、より自然な応対が可能なチャットボットの開発、社内データ/ナレッジの検索性向上、システム開発における設計・コーディングの効率化、文書作成時のレビューなどを挙げる。業務シーンに特化したプロンプトを設定し、構築したプロンプトやユースケースを社内で共有可能である。
今回新たに、システム基盤をMicrosoft Azure上に構築し、Azure OpenAI Serviceと連携させた。Azure OpenAI Serviceは、米OpenAIの大規模言語モデルをMicrosoft Azure上のセキュアな環境で利用可能なサービスである。
ACES ChatHubをAzure上で動かし、Azure OpenAI Serviceと連携させることで、より安全な環境で自社特化のチャットボットを作成できるようになり、秘匿性の高い情報を取り込みやすくなったとしている。
