オービックビジネスコンサルタント(OBC)は2024年2月9日、クラウド型勤怠管理ソフトウェア「奉行Edge 勤怠管理クラウド」に、LINE WORKSのビジネスチャットツール「LINE WORKS」から勤怠状況を打刻する機能を追加したと発表した。
オービックビジネスコンサルタント(OBC)の「奉行Edge 勤怠管理クラウド」は、タイムカード打刻、申請承認ワークフロー、勤怠情報の集計、管理などの勤怠管理業務を電子化するSaaSである。業種/業態で異なる勤務体系や複雑な就業規則、テレワークや時差出勤などに柔軟に対応できるとしている。
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今回、勤怠情報の打刻を、LINE WORKS(2024年1月にワークスモバイルジャパンから社名変更)のビジネスチャットツール「LINE WORKS」で行えるようにした。これまでも勤怠申請の依頼、勤務実績の通知などを、LINE WORKSで受け取ることができたが、今後は打刻も行えるようになり、出退勤記録の手間を軽減する(図1)。
LINE WORKSのチャット画面で、出勤、退出、外出、再入などのステータスを打刻でき、奉行Edge 勤怠管理クラウドと同期する。残業申請や休暇申請などの申請や、打刻忘れや残業時間超過などの通知もLINE WORKSで送受できる(図2)。
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また、OBCの「奉行Edge 給与明細電子化クラウド」や「奉行Edge 労務管理電子化クラウド」との併用によって、給与・賞与明細や源泉徴収票、労働条件同意通知などもLINE WORKSで受け取れるようになる。
同社は、2024年4月施行の建設・医療・物流業界の「時間外労働の上限規制」などの情勢を受けて、人事・労務管理製品の機能拡充に取り組んでいる。今回のLINE WOEKSとの連携強化では、「適正な勤怠管理と業務効率化に向けて勤怠管理システムの活用が重要になる。しかし、拠点や店舗、客先など現場勤務が多い業種では、PCを用いた勤怠管理システムでは定着しづらい」(同社)という問題に対処するとしている。