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生成AI/LLMの利用環境をローカルに構築するSI「Magatama.AI」─プライム・ストラテジー

複数のオープンソースLLMを組み合わせて各用途に対応

2024年2月29日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

プライム・ストラテジーは2024年2月29日、生成AI/大規模言語モデル(LLM)のSIサービス「Magatama.AI(マガタマAI)」を発表した。オープンソースのLLMを組み合わせて、ユーザー企業のローカル環境に生成AI/LLMの利用環境を構築する。LLMを軽量化する工夫によってノートPCなどでも動作する。料金(税別)は、導入コンサルティングが1コンサルタント1日10万円、システムの初期構築費用が200万円(約2カ月)から、構築したシステムの利用料が月額30万円から。

 プライム・ストラテジーの「Magatama.AI(マガタマAI)」は、生成AI/大規模言語モデル(LLM)の利用環境をユーザー企業のローカル環境に構築するSIサービスである。コンサルティングから実装までをカバーするほか、他システムと連携したアプリケーションの開発も支援する(図1)。

図1:生成AIシステム構築サービス「Magatama.AI」の概要(出典:プライム・ストラテジー)
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 社内文書をナレッジにする生成AIシステムの構築に対応する。ベクトルデータベース/検索エンジン「Qdrant」を用いたRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)構成やファインチューニングによるLLMの追加学習を用いる(図2)。

図2:Magatama.AIで構築可能なシステム構成の例。社内文書を活用した回答が得られるシステムなどを構築可能(出典:プライム・ストラテジー)
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 商用/マネージドサービスのLLMではなく、オープンソースソフトウェアのLLMをローカル環境に実装する。また、再学習時の計算精度を下げる(ビット数を粗くする)ことでLLMを軽量化している。これにより、構築したシステムは、GPUの処理能力が低いノートPCなどでも動作する。

 ユーザーの用途に応じて、適切なLLMを組み合わせて構築する。以下のような、用途に合わせたLLMの構成例を挙げている。

●Next:LLMを組み合わせてさまざまな用途の生成AIシステムを構築する例

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