プロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」を提供しているアジャイルウェアは2024年3月5日、ソフトウェア/システム開発のプロジェクト管理に携わる担当者を対象とした調査結果を発表した。408人が回答し、約半数(49.0%)が開発プロセスにアジャイル開発を採用しており、ウォーターフォール型開発(39.0%)を上回った。一方で、長期間のスケジュールを可視化するガントチャートの利用意向について「すでに利用している」(60.5%)、「現在利用しておらず、今後利用したい」(29.7%)を合わせて9割以上(90.2%)が意欲的であることがわかった。
アジャイルウェア(本社:大阪府大阪市)は、ソフトウェア/システム開発のプロジェクト管理に携わる担当者を対象とした調査をオンラインアンケート形式で実施した。調査期間は2024年1月31日~同年2月1日で、408人から回答を得ている。
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現在勤務している職場で採用している開発プロセスを聞いた(図1)。約半数(49.0%)が開発プロセスに「アジャイル開発」を採用しており、「ウォーターフォール型開発」(39.0%)を上回った。
現在のプロジェクト管理において最も感じている課題を聞いた(図2)。上位3つは、「開発スキルにばらつきがある」(20.3%)。「予定した工数と実際の工数に差異が出る」(16.9%)、「進捗管理ができていない」(16.7%)だった。
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プロジェクト管理に利用しているツールの種類を聞いた(図3)。上位3つは、「進捗管理/スケジュール管理」(56.4%)、「タスク管理」(50.0%)、「業務プロセス(工程)管理」(41.9%)だった。
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プロジェクト管理にツールを利用していると答えた回答者に対し、プロジェクト管理ツールを導入した目的として最も優先したことを聞いた(図4)。上位3つは、「タスクが進捗通りか確認するため」(39.8%)、「各タスクにかかる時間を把握するため」(19.9%)、「再計画のためのリソース配分を行うため」(18.6%)だった。
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プロジェクト管理にツールを利用していると答えた回答者に対し、現在利用しているプロジェクト管理ツールに感じている課題を聞いた(図5)。上位3つは、「機能が多すぎて使いこなせない」(40.8%)、「操作性が悪い」(35.5%)、「プロジェクトに合わせた柔軟な設定ができない」(33.7%)だった。
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