キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は2024年7月5日、「WebPerformer内製化支援サービス」を提供開始した。ノウハウやテンプレートを提供して、ユーザーの自社開発体制の構築とシステム要件に合った開発手法の標準化を支援する。
キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)の「WebPerformer内製化支援サービス」は、システム開発の内製化を支援するサービスである。同社のローコード開発ツール「WebPerformer」を用いる(図1、関連記事:ローコード開発ツール新版「WebPerformer V2.6」、データベース定義から画面を自動生成)。
拡大画像表示
WebPerformerは、JavaのIDE(統合開発環境)であるEclipseのプラグインとして動作する。Webアプリケーションの定義情報(データベース、業務フロー、画面)を作成すると、Javaのソースコードを自動生成する。
内製化支援サービスでは、ノウハウやテンプレートを提供して、ユーザーの自社開発体制の構築とシステム要件に合った開発手法の標準化を支援する。要件調査、標準化支援、ひな形提供/伴走支援の3ステップで支援する(図2)。
拡大画像表示
要件調査では、WebPerformerで実現する機能を明確にするため、現在稼働中のシステムに関する資料をユーザーからキヤノンITSに渡す。そこから業務で使っているテーブルや仕様などを確認し、ユーザー要件とWebPerformerの標準機能とのギャップを一覧化する。
標準化支援では、ユーザーが作成した命名規約や開発規約資料を取り込み、システム要件に合った標準の開発規約を作成する。また、WebPerformerが標準で実現できない機能に対する開発方針を検討して決定する。
ひな形提供/伴走支援では、まずはひな形(テンプレート)となるプログラムを設計し、入出力機能の要件と連携機能の要件を確定する。その後、ひな形の機能のプログラムを作成して提供する。