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企業向けChatGPT/RAGシステム「ChatSense」がOneDrive/SharePointと連携─ナレッジセンス

文書ファイルを更新すると、最新のデータを反映して回答を生成

2024年7月17日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ナレッジセンスは2024年7月17日、法人向けChatGPTサービス「ChatSense」において、RAG(検索拡張生成)で参照する社内データとしてMicrosoft OneDriveおよびSharePoint Onlineと連携可能にしたと発表した。文書ファイル(Word/Excel/PDFなど)を更新すると回答も更新する。常に最新の社内データに基づいた回答が可能になる。

 ナレッジセンスの「ChatSense(チャットセンス)」(画面1)は、法人向けのChatGPTサービスである。プロンプトを社内で共有する機能やメンバーの一括管理機能など、法人向けの独自機能を備える。カスタマイズが可能な「エンタープライズプラン」、「スタンダードプラン」、無料の「スタータープラン」(GPT-3.5に限定、月間30回まで)など複数のプランを用意している。

画面1:ChatSenseのChatGPT画面の例(出典:ナレッジセンス)
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 社内文書の内容を基に回答を生成するRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)「追加学習機能」もオプションとして用意している。今回、同RAG機能を強化し、Microsoft OneDriveとSharePoint Online上の文書ファイルを参照できるようにした。

 特徴は、OneDriveやSharePoint上の文書ファイル(Word/Excel/PDFなど)を参照対象の文書に選択すると、その後は自動でデータをアップデートすることである。文書ファイルを更新するたびにChatSense上のデータも自動で更新する。これにより、常に最新のデータを反映した回答が可能になる。

 従来は、文書ファイルに更新があった場合、ファイルを手動でアップロードし直す必要があった。このため、運用の手間がかかっていた。今回のアップデートにより、自動でファイルを更新するようになったことから、社内データを活用する手間が減った。なお、ChatSenseのRAGでは、社内文書を利用した回答の生成に加え、回答の生成にあたって参照した文書が何かを表示可能である(画面2)。

画面2:回答の生成にあたって参照した文書を表示可能(出典:ナレッジセンス)
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ナレッジセンス / RAG / ChatGPT / 生成AI / OneDrive / SharePoint

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