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TOSYS、リモートアクセス「Entra Private Access」の導入支援サービス、2カ月でゼロトラスト環境を構築
2024年9月5日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
TOSYS(トーシス)は2024年9月5日、リモートアクセスサービス「Microsoft Entra Private Access」の導入支援サービスを提供開始した。約2カ月で環境を構築し、パラメータシートや運用開始後に役立つ設計書、マニュアルを提供する。料金(税別)は150万円で、実運用時にはEntra Private Accessのライセンスが別途必要。
コムシスホールディングス子会社のTOSYS(トーシス)は、リモートアクセスサービス「Microsoft Entra Private Access」の導入支援サービスを提供開始した。約2カ月で同サービスによるZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)環境を構築し、パラメータシートや運用開始後に役立つ設計書、マニュアルを提供する。
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Entra Private Accessは、ユーザー認証によりサーバーへのアクセスをつど許可・制御するZTNAを可能にする、マイクロソフトのリモートアクセスサービス。利用するアプリケーションプロトコルに制約はなく、画面情報端末やWebアプリケーションなど任意のTCP/UDPプロトコルに対応する。ユーザー認証手段に多要素認証などが使える(図1)。
エージェントをインストールしたPCからマイクロソフトのGSAネットワークを経由して、社内LANへのリモートアクセスを管理する。社内LANからGSAネットワークへはアウトバウンドのコネクションを確立し、これを介して社外から社内LANへのアクセスが可能になる仕組みである(関連記事:マイクロソフト、ID管理のAzure ADを「Entra ID」に刷新、Webアクセス制御とリモートアクセスを提供)。
主に、VPNからの脱却、Entra Private Accessの技術検証を行いたい企業に向けて提供する。「VPN接続は組織において一部のユーザーが利用する仕組みであり、在宅勤務やリモートワークで多数のユーザーがアクセスすることを想定していない。ZTNAがVPNを置き換えることで、運用の複雑さなどを軽減すると共に、よりきめ細かいセキュリティを提供する」(TOSYS)。
導入支援サービスの料金(税別)は150万円。導入期間中はEntra Private Accessを試用できるが、実運用時にはライセンスが別途必要になる。