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オラクル、クラウド型業務アプリ「Oracle Cloud SCM/HCM」にAIエージェントを実装

2025年2月12日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本オラクルは2025年2月12日、クラウド型業務アプリケーションでサプライチェーン管理の「Oracle Cloud SCM」と人事管理の「Oracle Cloud HCM」にAIエージェント機能を実装したと発表した。従業員のロールに基いてアクセス権限などを設定できる。

 日本オラクルは、クラウド型業務アプリケーションでサプライチェーン管理の「Oracle Fusion Cloud Supply Chain and Manufacturing(Oracle Cloud SCM)」および人事管理の「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(Oracle Cloud HCM)」にAIエージェント機能を実装した。エンドユーザーのロール(役割)に基いてアクセス権限などを設定できる。

 Oracle Cloud SCMでは、サプライチェーン管理業務にまつわる日常的なタスクを自動化する。「サプライチェーン担当者は、データ分析、業務ポリシーの確認、オーダー処理などの管理業務に多くの時間を費やしている」(同社)という問題に対処する。AIエージェントにこれらの業務を任せることで、全体として応答性の高いサプライチェーンを実現できるとしている。

 例として、AIエージェントが調達担当者に調達ルールを示し、調達品を推奨する。製造・生産オペレーターには作業手順を示し、安全基準やガイドラインを要約する。配送業務では、特定の配送先や時間制限を考慮した配送指示を作成し、クレームの処理方法も提示する。

 Oracle Cloud HCMでは、人事・人材管理に関わる種々のワークフローを自動化する。「従業員が複雑な人事プロセスに費やす時間は膨大で、本来の職務遂行を妨げることにもなりかねない」(同社)問題に対処する。多くの時間を費やしている作業をAIエージェントに任せることで、従業員の生産性向上に寄与するとしている。

 例として、AIエージェントが従業員のキャリア開発において、個々のプロファイルに基づいてキャリア目標を提案し、目標達成に向けた計画を立案する。キャリアアップ/社内異動時の業務履歴書作成のヒントや面接指導なども提供する。日常の勤務では、勤務時間記録が正しいかを確認し、タイムカード打刻を自動化するほか、休暇・欠勤の申請処理などを支援する。

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