インターネットイニシアティブ(IIJ)は2025年2月26日、海外拠点セキュリティリスク評価サービス「IIJグローバルオンサイトサーベイソリューション」を同年4月1日から提供すると発表した。IIJのエンジニアがユーザーの海外拠点に赴いて現地調査を行い、海外拠点が抱えるセキュリティリスクを可視化して適切なセキュリティ対策を提案する。
IIJの「IIJグローバルオンサイトサーベイソリューション」は、ユーザーの海外拠点が抱えるセキュリティリスクを可視化し、適切な対策を提案するセキュリティサービスである(図1)。

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IIJやIIJグループ海外現地法人のエンジニアがユーザー企業の現地拠点を訪問し、実態把握のためのオンサイト調査を実施する。ユーザー自身で対応が困難な地域にも赴き、各国の言語、慣習や規制、業務環境を考慮しながら現地のIT環境の実態を可視化する。
拠点内ネットワーク構成、ネットワーク機器、業務PCの稼働・保守状況、セキュリティポリシー、リスク管理状況などを調査し、総合的にセキュリティリスクを評価する。そのうえで実効性の高い改善提案を行う。オプションで、セキュリティ専門家による分析レポートの作成を請け負う。
「グローバル企業の海外拠点を標的としたサイバー攻撃が後を絶たないが、海外拠点に専任のIT担当者がいなかったり、現地担当者に任せていて現状が分からないなど、実態の把握やリスク分析を十分でない企業が多い。コンプライアンスの観点からも、ブラックボックス化した海外拠点のIT環境の実態把握は、企業にとって喫緊の課題となっている」(IIJ)
表1はサービスプランの内容と料金である。提供範囲に応じて、ライト、スタンダード、プレミアムの3段階のプランを提供する。
プラン | 内容 | 参考料金(税別) アジア1拠点の場合 |
---|---|---|
ライト |
インターネット出口調査 |
45万円から 期間:2カ月 |
スタンダード |
IT環境調査 |
75万円から 期間:2カ月 |
プレミアム |
ITセキュリティアセスメント |
532万円 |