クラウドインテグレーター(CIer)のクララは2025年3月18日、AWSマネージドセキュリティサービス「AWS Secure」を発表した。中小企業がAWSを安全に運用できるように支援する。「Amazon GuardDuty」などAWSのセキュリティ運用監視サービス群の運用を設定から代行する。料金(税別)は初期設定のみの「脅威検知プラン」12万円から。
クラウドインテグレーター(CIer)のクララ(2024年4月にクララオンラインから社名変更)は「AWS Secure」を発表した。中小企業がAmazon Web Services(AWS)を安全に運用できるように支援するマネージドセキュリティサービス(MSS)である。「Amazon GuardDuty」などAWSのセキュリティ運用監視サービス群の運用を設定から代行する(図1)。

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初期設定や運用の対象となるAWSのセキュリティサービスは以下のとおりである。
- Amazon GuardDuty:脅威検出と通知
- AWS Config:リソース設定の監視と修復
- CloudTrail:操作ログの記録と分析
- AWS Health:AWSリソースに影響するイベント情報のリアルタイム通知
- Amazon Inspector:AWS環境のスキャンと脆弱性リスクの検出
- AWS Security Hub:アラートの一元管理と視認性向上
独自のルールを用いて、重要度・緊急度に応じてアラートを分類して通知する機能により、外部からの攻撃の検知・通知に加えて、内部設定ミスを検出して改善につなげられる。以下の3つのプラン・料金(税別)から選択して利用する。
- 脅威検知プラン:脅威を検知するための初期設定を実施するスポット型サービス。12万円。
- 脅威検知・チューニングプラン:初期設定に加えて、ユーザーの事情に合わせて不要な通知を抑制する設定などのチューニングを施すスポット型サービス。23万円。
- 脅威検知・チューニング+マネージドプラン:初期設定やチューニングに加えて、検知したアラートへの対応を代行する。アラートを電話でユーザーに通知するほか、アラートへの2次対応なども実施する。オプションで、重大なアラートに対して24時間365日即時対応する緊急アラート対応を行う。初期費用(初期設定とチューニング)が23万円、運用(アラート対応)が月額6万円から、緊急アラート対応オプションは月額3万円。