[新製品・サービス]
採用活動をAIで支援する「PKSHA 面接コパイロット」、面接中に質問ガイドを表示
2025年4月7日(月)IT Leaders編集部
PKSHA Technologyは2025年4月4日、生成AIサービス「PKSHA 面接コパイロット」ベータ版をリリースした。人事管理業務の「AI Suite for HR」の新サービスとして提供し、企業の採用活動を支援する。一部ユーザーからフィードバックを得た後、同年8月に正式版をリリースする。
PKSHA Technologyの「PKSHA 面接コパイロット」は、採用面接の効率・品質向上にフォーカスして、企業・組織の採用活動を支援する生成AIサービスである。次のような課題をとらえてサービスを提供する。
「人材採用の競争激化や人材の多様化の中で、面接担当者は限られた面接時間で採用候補者の能力や適性を見極める必要がある。同時に、候補者を惹きつける役割も担わなくてはならず、大きな負担がかかっている。また、担当者のスキルや経験によって評価にバラつきが生じることも課題になっている」(同社)
PKSHA 面接コパイロットでは、オンライン面接の実施中に会話内容をリアルタイムに解析し、適宜質問ガイドを表示することで、採用候補者を知るために必要な情報の聞き漏らしを防ぐ。
面接終了後、会話内容を要約し、事前に定めた評価基準に基づいて、AIが候補者の能力や適性を客観的に分析する。その後、面接内容を記録した評価レポートを生成する。面接官の主観や偏見による評価のバラつきを抑えた公平な採用評価を支援する。
面接担当者は、AIが生成したレポートからのフィードバックを通じて、自身の面接スキルを客観的に把握し、改善を図れる。質問のバリエーションや、候補者の反応に応じた対応を学ぶことで、面接担当者の成長を促進する。
PKSHA Technologyは、人事領域を総合的に支援する生成AIサービス群「AI Suite for HR」を提供している(図1)。同社のAI開発のノウハウと、グループ企業であるタレントアンドアセスメントの人材採用コンサルティング/RPO(採用代行)のノウハウに基づいて、サービスの拡充に取り組んでいる。
まずは採用業務支援サービスを充実させて、将来的には人事領域全体をカバーしていく計画という。この領域では、PKSHA 面接コパイロットのほか、AI面接の「SHaiN」、面接官トレーニングの、RPOなどのサービスを700社以上に提供しているという。

拡大画像表示