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名鉄、乗務員1500人が使う700ページ超のマニュアルを電子化、紙100万枚を削減

文書共有サービス「Handbook X」を導入

2026年1月9日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

名古屋鉄道(本社:愛知県名古屋市)は、乗務員が携行する規程類や業務資料を電子化し、タブレットで参照できるようにした。アステリアの文書共有サービス「Handbook X」を導入し、約1500人に紙で配布していた700ページを超える資料を電子化。100万枚以上の紙を削減した。アステリアが2026年1月7日に発表した。

 名古屋鉄道(名鉄)は、愛知県と岐阜県を中心に路線網を持つ大手私鉄である。鉄道事業だけでなく、不動産、観光、ホテル、流通など多角的な事業を展開する名鉄グループの中核企業として成長を続けている。

 同社は、情報共有の迅速化と正確性の向上を目的に、2023年8月に乗務員へのタブレット端末の携行を開始している。これにより、乗務員が使う運転時刻カードの電子化や翻訳アプリの活用が可能になり、運行障害時の対応力や案内サービスが向上した。

 一方、タブレット端末を配布した後も、約1500人の乗務員に対して700ページを超える規程類や業務資料を紙で配布しており、改訂のたびに差し替え作業が発生していた。資料を携行する乗務員への負担、差し替えた紙の廃棄など、紙運用特有の問題が残っていた。

写真1:Handbook Xに登録した業務資料をもとに車内放送をする様子(出典:アステリア)
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 そこで、アステリアの文書共有サービス「Handbook X」を導入し、紙で配布していた資料を電子化し、100万枚以上の紙を削減した(写真1)。

 Handbook Xは、文書、写真、動画、Webサイトなど多様なデジタルコンテンツをまとめて整理・共有し、オンライン/オフラインで参照できる。業務資料の集約やナレッジ共有や業務マニュアルの用途など利用されている。

 Handbook Xをオフラインで使うことで、通信状況の影響を受けることなく運行に必要な情報にアクセスできる。乗務員の携行品を軽量化したほか、検索性が高まって顧客対応力も向上したという。運用面では、メールアドレスを持たない乗務員にもHandbook Xのアカウントを作成・配布できる点、役職・職位や担当業務に応じて閲覧権限を制御できる点を評価している。

 名鉄は2025年8月に、乗務員から選抜したメンバーを中心に、Handbook Xを活用した業務改革プロジェクトを始動し、現場主導で業務改革を進めている。今後は、乗務員に対して年に10回程度実施している理解度テストや社内アンケートにもHandbook Xを活用する計画である。

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