[新製品・サービス]
デジタルアーツ、端末ログオンとクラウドの認証を統合する「a-FILTER」を発表
2026年2月27日(金)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)
デジタルアーツは2026年2月26日、認証プラットフォームの新製品「a-FILTER」を発表した。同年3月30日より提供を開始する。端末ログオンからクラウドサービス利用までの認証・アクセス管理を一元管理する。同社のIDaaS「StartIn」に「端末ログオン認証」機能を追加し、端末ログオンとクラウド利用における認証を統合管理できる新ブランドとして再編している。料金(税別)は1ユーザー月額500円。
デジタルアーツの「a-FILTER」は、端末ログオンからクラウドサービスへのアクセスまでを統合的に管理する認証プラットフォームである。端末ログオンからクラウドサービス利用までの認証・アクセス管理を一元管理する。
同社のID管理クラウドサービス(IDaaS)「StartIn」に「端末ログオン認証」機能を追加し、端末ログオンとクラウド利用における認証を統合管理できる新ブランドとして再編した(関連記事:デジタルアーツ、IDaaS/SSO「StartIn」に代理認証機能、非SAMLシステムにSSO可能に)。
同社は、a-FILTERを投入する背景として、昨今、あらゆるアクセスポイントで本人確認を行うゼロトラストセキュリティの浸透やSaaS活用の拡大により、企業が管理すべき認証ポイントが増加していることを挙げる。その一方で、端末ログオンとクラウド利用時の認証運用が分断されているケースが多く、セキュリティルールの二重管理が生じることや、端末の盗難・紛失時にID/パスワードのみの端末ログオンでは情報漏えいのリスクが高いといった課題があるという。
a-FILTERでは、StartInに備わっていたSAML連携や代理認証(フォーム認証/Basic認証)によるシングルサインオン(SSO)機能、Active DirectoryやMicrosoft Entra IDなどとのID同期機能に加えて、新たにWindows 11向けの「端末ログオン認証」機能を実装している(図1)。
図1:端末のログイン認証とクラウドサービス利用時の認証を一元的に管理する認証基盤ソフトウェア「a-FILTER」の概要(出典:デジタルアーツ)拡大画像表示
この機能により、クラウド利用時と同様に、端末ログオン時にも多要素認証(MFA)を適用できる。認証アプリ「a-FILTER Authenticator」を用いたプッシュ承認、ワンタイムパスワード(OTP)、スマートフォンの生体認証、位置情報による認証のほか、ICカード(FeliCa/MIFARE)による認証に対応しており、デバイス盗難・紛失時の不正アクセス抑止に寄与するとしている。
また、端末ログオンとクラウドサービスへのアクセスに対して、ユーザー単位で同一の認証ポリシーを適用できる。管理者は統一されたセキュリティルールを一度設計すれば、端末とクラウドで個別に対応する必要がなくなり、ポリシー設計や運用管理の工数削減につながる。運用状況の確認やユーザーからの問い合わせ対応も同一の枠組みで把握しやすくなることをうたう。
また、通信が不安定な環境や閉域ネットワークへの接続時など、利用環境が変化するケースにおいても端末ログオン認証を継続できるよう設計されている。これにより、製造業やインフラ事業など、複数の異なるネットワーク環境を保有する企業でも、一貫したセキュリティポリシーの運用が可能になるとしている。
a-FILTERの料金は、1ユーザーあたり月額500円。既存のStartInユーザー向けの料金は別途案内する。
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