デジタルアーツは2025年1月23日、IDaaS/SSOサービス「StartIn」に代理認証機能を同年3月に追加すると発表した。SAMLでID連携できないWebシステムに対しても、ID/パスワードの代理入力という汎用的な手段でシングルサインオンできるようになる。StartInの料金(税別)は月額300円。同社の「DigitalArts@Cloud」ユーザーは月額150円。
デジタルアーツの「StartIn(スタートイン)」は、クラウド型ID管理サービス(IDaaS)である。業務アプリケーションのID/パスワード管理、シングルサインオン(SSO)、アクセス制御などの機能を提供する(関連記事:デジタルアーツ、IDaaS「StartIn」の多要素認証手段にパスキーによるパスワードレス認証を追加)。
特徴は、対応する多要素認証(MFA)の手段が豊富なこと。一般的なワンタイムパスワード(OTP)認証やプッシュ認証、クライアント証明書認証以外に、GPSを用いた位置情報、上長など第三者による認証、アプリケーションによる定期的な認証などを組み合わせられる。
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2025年3月に代理認証機能を追加する。従来は、StartInからSSOでログイン可能なWebシステムは、SSOのためのID連携仕様であるSAML(Security Assertion Markup Language)に対応したシステムに限られていた。代理認証機能により、SAMLに対応していないWebシステムに対してもSSOでログインできるようになる(図1)。
代理認証機能は、オンプレミスの一般的なWebシステムのように、Webブラウザからログインフォーム画面にID/パスワードを手入力するケースにおいて、ユーザーに代わってID/パスワードを代理入力する。エンドユーザーがPCに専用のアドインモジュールをインストールすることで同機能を利用できる。
StartInの料金(税別)は月額300円。同社の「DigitalArts@Cloud」ユーザーは月額150円。