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IBM Powerを指定サイトに設置して月額利用が可能に─NTTインテグレーション

2026年6月12日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

NTTインテグレーションは2026年6月11日、IBM Power月額利用サービス「PowerCloudNEXT@Customer」の提供を始めた。ユーザーが指定するサイトにIBM Power(IBM i/AIX)を設置して、月額で利用できる。ハードウェアやLPAR、VIOSの維持管理、障害対応、24時間365日のヘルプデスク対応をNTTインテグレーションが担う。

 NTTインテグレーション(2025年12月に日本情報通信から社名変更。日本情報通信の略称NI+Cは継続)の「PowerCloudNEXT@Customer」は、「IBM Power」サーバーの月額利用サービスである。

 ユーザーが指定するサイトにIBM Power(OS:IBM iおよびAIX)を設置し、これを月額で提供する。オンプレミスサーバーをクラウドと同等の運用負荷で利用できる。月額料金は個別見積もりで、契約期間は1年単位。要件に応じてNTTインテグレーションのデータセンターへの設置も可能となっている(図1)。

図1:「PowerCloudNEXT@Customer」の概要(出典:NTTインテグレーション)
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 ハードウェアやLPAR(論理区画)、VIOS(Virtual I/O Server:物理I/Oリソースを複数のLPARで共有するための専用区画)の維持管理、障害対応、24時間365日のヘルプデスク対応をNTTインテグレーションが担う。ユーザーは要件に応じて、CPU、メモリー、ディスクなどのリソースの構成を決められる。

 メンテナンス計画も柔軟に設定できる。OSやアプリケーションなどの導入・設定・運用・障害対応はユーザーが実施する必要があるが、必要に応じて、初期構築サービスや技術支援・運用サービスが受けられる。

 NTTインテグレーションは、IBM Powerには、基幹系システムを中心に今後も継続して利用するニーズがあると指摘する。「しかし、オンプレミスでのシステム更改は初期投資負担がかさむほか、技術者の確保も難しい。一方、クラウドへの移行については、既存システムとの接続性やセキュリティ要件、設置場所の維持などの観点から要件を満たしにくい」(同社)。

 そこで、所有から利用へと移行しながら現行要件を維持しやすいサービスとしてPowerCloudNEXT@Customerの提供に至ったという。表1は、サービスの提供内容である。

表1:PowerCloudNEXT@Customerの提供内容(出典:NTTインテグレーション)
機能 内容
コンピューティングリソース ハードウェア、OSを含むシステムソフトウェアライセンスを提供する。OSに関しての問い合わせは対象外
保守用ネットワーク回線機能 ヘルプデスクからユーザー拠点設置のコンピューティングリソースに対し、常時監視とリモートアクセス用の保守用回線、保守用ネットワーク回線接続用のL2スイッチなどのリソースを提供する
ヘルプデスク機能 常時監視 ヘルプデスクからユーザー拠点設置のコンピューティングリソースに対し、常時監視を実施する
アラート対応(障害時復旧対応) 監視アラートと不具合の申告に対し、切り分け・原因調査・対応・暫定復旧を実施する
恒久対応(ファーム適用など) 障害に対しての恒久対応策として、パーツ交換、ファームウェアアップデートなどを実施する。カスタマエンジニア入館時の支援と復旧後稼働確認はユーザーが実施する
変更作業対応(LPARまでの設定変更など) 契約したコンピューティングリソースの範囲内で、リソースの割り当て変更・新規LPARの作成/削除などの変更作業を実施する。契約範囲を超える依頼については別途見積もり
問い合わせ対応 ユーザーからのコンピューティングリソースに対する問い合わせに回答する。OS、ミドルウェア、アプリケーションの問い合わせは対象外
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