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日本IBM、オープン勘定系システムをクラウド前提で刷新

住信SBIネット銀行のAWS移行を機に再設計

2026年6月24日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本IBMは2026年6月24日、オープン勘定系システム「NEFSS」を刷新し、新たに「Digital Core Banking Library」として提供を開始した。クラウド環境を前提としたアーキテクチャを採用しており、拡張性と可用性を確保している。

 日本IBMの「NEFSS(Next Evolution in Financial Services Systems)」は、Javaアプリケーションサーバーで稼働するオープン系の勘定系システムである。銀行における金融取引の中核を担う勘定系処理を実行する。

 特徴は、各機能をコンポーネントとして組み合わせて利用できること。機能を階層ごとに分離し、再利用可能な単位で構成する「階層化・コンポーネント化」を志向している。また、業務プログラムを共通部品と個別部品に分離して設計しており、共通部品を複数の業務で利用しながら、個別部品によって銀行固有の要件をカバーする。

図1:現行のオープン勘定系システム「NEFSS」と、クラウド向けに刷新した「Digital Core Banking Library」の比較(出典:日本IBM)
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 今回、NEFSSをオンプレミス中心の構造からクラウドを前提としたアーキテクチャへと刷新し、新たに「Digital Core Banking Library」とした(図1)。スケールアウト構成によって性能を拡張できる。マルチリージョン構成によって耐障害性の向上も図れる。また、AIなど先進技術との連携も見据えた設計とした。

 今回の刷新は、住信SBIネット銀行(本社:東京都港区)がNEFSSをAWS環境に全面移行する決定を契機にNEFSSをデジタルバンク向け基盤として再整理した取り組みを踏まえたもの。住信SBIネット銀行は2028年初頭を目標に新システムの構築を進めており、将来的に3000万口座規模を処理することを見込んでいる。また、運用の効率化によって約30%のコスト削減も見込んでいる。

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IBM / 勘定系システム / Java

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