ソリトンシステムズは2026年6月29日、ネットワーク分離環境向けファイル受け渡しサーバー機「FileZen S」に「個人情報検知」機能を追加した。ファイルのアップロード時、マイナンバー、電話番号、メールアドレス、住所、クレジットカード番号などの個人情報を自動でチェックする。個人情報を検知した場合、ユーザーは受け渡しを中止するか承認申請を行うかを選択する。
ソリトンシステムズの「FileZen S」は、業務用ネットワークとインターネット接続用ネットワークを分離して使い分けているユーザーに向けた、ファイル受け渡し製品である(図1)。FileZen Sがネットワーク間を仲介し、ユーザーは自分から自分へとドラッグ&ドロップ操作でファイルを受け渡せる(関連記事:ネットワーク分離環境のファイル送受ツール「FileZen S」新版、アーカイブ/ワークフロー機能を追加)。
図1:ネットワーク分離環境向けファイル受け渡しサーバー機「FileZen S」の概要(出典:ソリトンシステムズ)拡大画像表示
ゲートウェイ型のアプライアンスサーバー機であり、2つのネットワークそれぞれに接続して運用する。物理アプライアンス(1Uラックマウント大、ストレージ容量は1TBでミラーリング構成)のほか、サーバー仮想化環境(VMware ESXi、Hyper-V、Nutanix AHV)で動く仮想アプライアンスも用意している。
操作画面には、現在どちら側のネットワークからログインしているのかが一目で分かるようにネットワーク名を表示する。ここで、「ファイルを送る」ウインドウにファイルをドロップすることで、もう片方のネットワーク経由でログインした際にこれを受け取れるようになる。ログイン時、受け取るべきファイルがあった場合、「ファイルを受け取る」ウインドウからこれをダウンロードする。
ファイルの受け渡しにあたっては、上長による承認、ウイルスチェック(BitDefenderエンジン)、ファイル無害化、などの処理を組み合わせられる。連携可能なファイル無害化ソフトウェアは、「MetaDefender Core」(米OPSWAT製)または「Votiro Disarmer」(イスラエルVotiro Cybersec製)である。
図2:ファイル受け渡し製品に追加した「個人情報検知」機能の概要(出典:ソリトンシステムズ)拡大画像表示
今回、「個人情報検知」機能を追加した(図2)。ファイルのアップロード時に、マイナンバー、電話番号、メールアドレス、住所、クレジットカード番号などの個人情報を自動でチェックする。個人情報を検知した場合、ユーザーは、受け渡しを中止するか、承認申請を行うかを選択する。検知結果、承認状況、受け渡し履歴は、ログとして確認できる。
個人情報を検知した場合、ファイルごとに画面上で通知する。検知した文字列は、テキストファイルとしてダウンロードして確認できる。個人情報の検知対象ファイル形式として同社は、Office文書、PDF、テキスト、CSV、一太郎など、業務で使う主要なファイル形式を挙げている。
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