[市場動向]

大塚商会、IaaSを継続するためVM基盤をNutanixに移行、1000社超のVMを1年で切り替え

2026年9月9日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

大塚商会は、顧客向けIaaSサービスのサーバー仮想化基盤をVMwareからNutanix AHVに移行した。使用ルールやライセンスの変更があり、既存サービスの継続提供を目的に移行した。移行ツールなどを使い、1社あたりの実質的な切り替え時間は20分から30分程度で済んだ。1カ月に100社以上、約1年で1000社超のVMを移行した。ニュータニックス・ジャパンが2026年9月8日に発表した。

 大塚商会は、自社データセンターを活用したIaaSサービス「Cloud IaaS」を1000社以上の顧客に提供してきた。同サービスは従来、VMwareを採用した仮想化環境を運用していた。しかし、仮想化基盤のライセンス体系や利用条件の変更により、IaaSサービスの継続が難しくなった。

 今回、仮想化基盤にHCI(ハイパーコンバージドインフラ)の「Nutanix Cloud Platform」(ハイパーバイザはNutanix AHV)を採用した。これを使って新サービス「Cloud IaaS 2」を構築し、IaaSサービスを刷新した。2025年12月にCloud IaaS 2の受注を始め、2026年1月から新規VMの提供を始めた。

 既存のVMを新環境へと効率的に移すために、VM移行ツール「Nutanix Move」を使った。顧客1社あたりの移行作業は1時間以内で、実際の切り替え時間は20分から30分程度で済んだ。1カ月に100社以上、約1年で1000社超のVMを移行した。

 Cloud IaaS 2では、ノード障害が起きた際にAHVのHA(高可用性)機能を使ってVMを自動的に復旧する。また、イメージバックアップ(IBU)機能を標準搭載しており、取得したバックアップを遠隔地のデータセンターに複製する。これにより、ランサムウェア被害や災害時のデータ保全に備える。

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