NRIセキュアテクノロジーズは2008年12月4日、企業の情報セキュリティ管理業務を改善・効率化するという新しいコンセプトに基づく新製品「SecureCube / Central(セキュアキューブ/セントラル)」の販売開始について発表した。大規模組織における情報セキュリティ管理の効率的運営、対策状況やリスクの定量的把握、従業員との効果的なコミュニケーションといった課題を解決できるとしている。
NRIセキュアテクノロジーズによれば、多くの企業で、情報セキュリティを維持・向上するためのさまざまな業務が行われているが、実際には「管理すべき人や機器が多すぎる」、「どこまで対策すればよいかわからない」、「対策の効果がわからない」といったセキュリティ担当者の悩みが共通の課題となっている。
それらに対しSecureCube / Centralでは、情報資産や人的要素も含めて主要なセキュリティ管理業務をシステム化し、セキュリティ対策状況やリスクを採点(定量化)・表示して目標対象とするなど、「セキュリティ管理のあるべき姿」を示して、体質改善的な新しい取り組みから企業のセキュリティ環境の向上を支援する。
同製品は、セキュリティポータルとして企業内イントラネットに設置し、Webブラウザを通じて利用できる。セキュリティ管理部門だけでなく、多数の一般ユーザーも利用することで、効率的なセキュリティ管理と社内コミュニケーションが期待できるという。
製品の主な特徴は、以下のとおり。
(1)セキュリティ対策状況やリスクを採点し、目標管理の対象とする
- 従業員教育、キャビネの施錠、PCの設定など、網羅的な観点をもとに定量化
- 客観的な基準で定量評価し、組織単位でセキュリティ状況を把握できるようにする
- 採点結果に基づき、達成すべき目標を数値で設定、数値目標をもとに対策を推進
(2)組織内のあらゆる情報資産をセキュリティ管理の対象にできる
- 紙の資料、電子ファイル、PCなど、組織内のあらゆる情報資産をカバー
- 情報資産の目録を作成し、重要度や管理状況とあわせてリスクを分析
(3)専用ポータルにより、効率的な管理と社内コミュニケーションを推進
- 多くの従業員と連携して対策を推進できる、効率的なインターフェースを提供
- 情報共有、対策状況調査、対策指示など、従業員とのコミュニケーションを促進可能
- セキュリティ関連情報を集中管理
同社は、SecureCube / Centralを汎用的なパッケージソフトウェアとして提供するとともに、採用企業の業界や事業の特性、現在の状況などを考慮して最適な適用方法を提案するコンサルティングと、サーバーを構築し既存システムや導入済みセキュリティ製品との機能連携を実装する導入SIもあわせて提供していく。
NRIセキュアテクノロジーズ
http://www.nri-secure.co.jp/
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



