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シマンテック、VMware環境向けの高可用性/障害復旧ソリューションを提供

2008年12月20日(土)IT Leaders編集部\ OBC

シマンテックコーポレーション(以下シマンテック)は2008年12月19日、ヴイエムウェアと協業して、より強化されたVMware環境向けの高可用性(High Availability:HA)と障害復旧(ディザスタリカバリ:DR)のソリューションを提供することを発表した。

この取り組みは、VMwareの環境でシマンテックの「Veritas Cluster Server(VCS)for VMware ESX」を利用している両社の顧客に対する「TSANet(Technical Support Alliance Network)」を通じた共同サポート、VCSとVMware Infrastructureの統合による補完的なHA/DRソリューションの提供、VMware vCenterにおいてHA/DRを実現するためのVCSの機能強化などを含む。

シマンテックとVMwareは、TSANetを通じた共同サポートに取り組み、顧客の高可用性ソリューションに対するニーズを解決するための、熟練された専門的なサポートを提供する。以前からTSANetのグローバルメンバーであったシマンテックは、VMware社が今年立ち上げた、仮想化に関する共同サポートコミュニティに新たに参加した。これにより、共通の顧客企業に対してミッションクリティカルなポートを提供するための協力関係を推進し、円滑な対応、情報交換、応答時間の短縮などにより、両社の顧客に対するサポート体制を強化するという。

シマンテックのVCSは、ミッションクリティカルなアプリケーションを計画外のダウンタイム(停止時間)から保護する、VMware環境向けの補完的なソリューション。VCSではHA/DRを実現するためにアプリケーション中心型のアプローチを採用することで、エラーの発生した場所と原因に関係なく総合的な保護を提供する。VCSはVMware vCenterと完全に統合され、計画的なダウンタイムを削減するためのVMware VMotionTMや、アクティブな状態での作業負荷を管理するDistributed Resource Scheduler(DRS)など、VMwareの主要な機能を補完する。

VCSとVMware Infrastructureの統合によって、計画的または計画外のダウンタイムの両方に対応する優れた保護を提供する。VCSは異機種混在の物理環境と仮想環境の中で利用できるVCS製品群の中のHA/DRソリューションであり、最新のあらゆるデータセンターに対して共通のHA/DRプラットフォームを提供する。

さらにシマンテックは、VMware vCenter向けに高可用性のサポートを提供するために、VCSに新しい拡張機能を開発し、仮想インフラの重要な構成要素に対する保護を追加した。シマンテックが最近実施したディザスタリカバリに関する調査では、回答者の4人に1人が、VMware vCenterの保護は、仮想環境の高可用性を実現するために最も重要な2つの課題のうちの1つであると回答している。計画外のダウンタイムからアプリケーションを保護することに加え、VCSでは計画外のダウンタイムからVMware vCenterをも保護できるようになった。これにより、仮想コンピュータのプロビジョニング、パフォーマンスの監視、利用率の制御、VMware VMotionを使用したオンラインでの移行など、重要なサービスにおける可用性の確保を実現している。

シマンテック
http://www.symantec.com/ja/jp/

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