[事例ニュース]

関西電力、受付業務の帳票システム基盤としてウイングアークの「SVF/RDE」を採用

2009年6月9日(火)IT Leaders編集部

帳票・データ集計システムを中心に手がけるウイングアークテクノロジーズは2009年6月8日、近畿地方を中心に日本国内の主要地域に電力を供給している関西電力が、受付業務システムの帳票システム基盤として、ウイングアークテクノロジーズの帳票基盤ソリューション「Super Visual Formade」(SVF)および帳票運用管理ツール「Report Director Enterprise」(以下、RDE)を採用したことを発表した。

関西電力では、主に引越しなどに伴う新規契約の受付・作業手配・作業結果登録の処理を行う受付業務の帳票システムを刷新し、作業リスト一覧表など、20種類の社内帳票を対象に、Web対応の帳票システムを構築した。

同社がそれまで使用していたクライアント/サーバー(C/S)型のシステムでは、帳票出力用に個々の端末で事前のクライアント設定が必要で、メンテナンス作業などに大きな運用負荷がかかっていたほか、多様化するニーズに柔軟・迅速に対応できないなどの問題を抱えていたという。

そこで、解決策として選択されたのがJavaベースのWebアーキテクチャによるシステム開発であり、システムを一元管理して運用負荷の工数を削減すると共に、画面連携などオンラインでの操作性の向上が掲げられた。

導入にあたっては、以下のポイントが評価され採用されたとのこと。

  • 既存帳票資産の継承が可能
  • 帳票出力画面のカスタマイズが容易
  • センター集中型の帳票システム機能を装備
  • Webアプリケーションサーバーからプリンタに直接データを送れるなどのWeb対応

2008年4月、システム全体のテストが終了し順次カットオーバーを迎えて、導入後は、Web環境で必要な帳票を必要なタイミングで出力できる環境が整備された。

運用後、1日に出力される帳票はPDFも含め1万枚を超え、それを日々遅滞なく出力しているところに高い評価を得ているという。このシステムはRDEサーバーにつながるWebアプリケーションサーバー8台、利用端末5,000台という大規模システムで、広範囲に展開する拠点の印刷ログ状況など、帳票出力を一元管理できる環境が整備された。柔軟な帳票運用が可能になり、現場の業務改革や、運用負荷工数の削減も実現している。

今後は、サーバー側に集約されるログを活用し、より環境に優しい業務活動を推進していくなど、ITを活用した業務改善につながるさまざまなプランを構想していくとしている。

関西電力のSVF/RDE導入事例の詳細
http://www.wingarc.com/product/svf/usecase/

関西電力
http://www.kepco.co.jp/

ウイングアーク テクノロジーズ
http://www.wingarc.com/

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