日立製作所は2009年7月3日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の小型高集積モデル「BS320」におけるサーバーブレードラインアップに、サーバーの負荷状況に応じてネットワーク処理を複数のサーバーに分散する機能を持つ「ロードバランサブレード」を追加し、2009年7月6日から販売を開始すると発表した。同時に、「ロードバランサブレード」を用いたWebシステムのネットワーク設定をあらかじめ実施、検証して出荷する「ロードバランサブレードEasyStartサービス」を提供する。同サービスを利用することにより、標準的なWebシステムにおけるハードウェアの設計、構築にかかるコストを約30%削減することが可能だという。
日立製作所の「ロードバランサブレード」「ロードバランサブレードEasyStartサービス」の特長は以下のとおり。
- Webシステムを1シャーシで構築可能なことにより、省スペース化を実現
高性能なロードバランサ製品を提供するA10 Networks Inc.製のサーバー負荷分散装置用OS「Advanced Core Operating System」を搭載した「ロードバランサブレード」を、小型高集積モデル「BS320」のサーバーブレードラインアップに追加。Webシステムを1シャーシ内にコンパクトに構築できるため、外付けのロードバランサ専用装置と比較して約40%の省スペース化を実現。 - 「ロードバランサブレードEasyStartサービス」により、Webシステムの設計・構築コストを削減
専門の技術者が複雑な各種設定をあらかじめ実施、検証してから出荷する「ロードバランサブレードEasyStartサービス」を提供する。同サービスにより、ハードウェアの設計・構築期間を短縮し、標準的なWebシステムにおけるハードウェアの設計、構築にかかるコストを約30%削減できる。
各製品の価格は、「ロードバランサブレード」が294万円~(税込み)、「ロードバランサブレードEasyStartサービス」が33万6,000円(税込み)で、1009年7月31日より出荷開始される。
日立製作所
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