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NEC、統合運用管理ソフトウェア「WebSAM Ver.8」の製品ラインアップを拡充

2009年12月17日(木)IT Leaders編集部

日本電気(以下、NEC)は2009年12月16日、統合運用管理ソフトウェア「WebSAM(ウェブサム) Ver.8」において、クラウド・コンピューティングを指向するデータセンター向けに、監視機能の強化や管理対象の拡大を行い、同日より販売活動を開始すると発表した。この拡充は、クラウド・コンピューティングを利用したサービスの品質レベルの維持や運用の効率化を目的としており、NECのITプラットフォームビジョン「REAL IT PLATFORM Generation2」に基づいている。

「WebSAM Ver.8」の概要は、次のとおり。

1. リアルタイムでサイレント障害を監視
中堅規模から超大規模ミッションクリティカルシステムまでを統合管理するソフトウェア「WebSAM MCOperations(ウェブサム・エムシーオペレーションズ)」に2009年10月発表のシステム性能分析ソフトウェア「WebSAM Invariant Analyzer(ウェブサム・インバリアント・アナライザ)」を組み込むオプション製品。「WebSAM MCOperations」で収集した性能情報を自動的に分析し、リアルタイムでサイレント障害(エラーメッセージとして現れない性能劣化)の早期検知および障害箇所の特定が可能。

2. サービス実行状況の監視機能強化
クラウド・サービスの基盤となるデータベースやアプリケーションサーバなどの実行状況を一元監視する「WebSAM Application Navigator(ウェブサム・アプリケーションナビゲータ)」を強化/拡充。

  • レスポンス監視の対応プロトコルをHTTPだけでなく、DNSサーバやメールサーバなどにも拡充。
  • SAP社のERPシステムの統合プラットフォーム「SAP NetWeaver」の基盤部分の性能監視を強化。当製品とSAPシステムの帳票管理を支援するウイングアーク テクノロジーズ社の「Super Visual Formade」の監視と合わせて、システム全体の統合管理を実現。

3. IT資産管理の対象機器拡大
資産管理ソフトウェア「WebSAM AssetSuite(ウェブサム・アセットスウィート)」の管理対象を拡大。エージェントレスでサーバの構成情報を自動収集する機能や、ソフトウェアの配布/パッチ適用等の対象機器をWindowsマシンに加えてUNIX/Linuxマシンにも拡充。これにより、プラットフォームを意識せずに、データセンター内のサーバの構成管理とパッチ管理を一元化できる。


「WebSAM Ver.8」の希望小売価格(税別、保守費込み)および出荷時期は次のとおり。

「WebSAM MCOperations Ver3.5 Invariant Analyzer Option for Windows」
性能分析オプション(5000カウンタ分)。別途、マネージャ、エージェントライセンスの購入が必要。
価格は、172万5600円。出荷は、2010年1月29日。

「WebSAM Application Navigator Ver3.1 - Probe for Mail 1Target使用権」
メールレスポンス監視。1シナリオ(操作の流れ)分。別途、監視端末、マネージャライセンスの購入が必要。
価格は、11万5000円。出荷は、2009年12月28日。

「WebSAM Application Navigator Ver3.1 - Agent for SAP ERP(Windows)」
SAP ERP監視エージェント。別途、監視端末、マネージャライセンスの購入が必要。
価格は、52万9600円。出荷は、2009年12月28日。

「WebSAM AssetSuite Ver3.1」
エージェントレスでUNIXサーバの構成情報を収集する場合の最小構成。
価格は、18万9200円~。出荷は、2010年1月29日。

「WebSAM Ver.8」
http://www.nec.co.jp/middle/WebSAM/concept/index.html

REAL IT PLATFORM G2
http://www.nec.co.jp/realit/

NEC
http://www.nec.co.jp/

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