日本テラデータは、Teradataデータベースのデータを暗号化する、米国Protegrity(プロテグリティ)社の暗号化セキュリティソフト「Protegrity DPS」を2010年3月2日から販売開始した。Protegrity DPS は、Teradataデータベース・テーブルのカラム単位にデータを暗号化するもので、Teradataの特徴である超並列処理によるスケーラビリティをサポートしている。価格は、Teradata SMPサーバーの単一ノード向け最小構成ライセンスが972万円(税別)から。
Protegrity DPSは、カラム単位でのデータ暗号化に対応しており、管理ツールで設定されたセキュリティポリシーに従って、ユーザーのデータ操作や閲覧権限を管理する。データベース管理者権限とセキュリティ管理者権限を明確に分け、不正なデータベースへのアクセスや、データの持ち出しによる不正利用を防ぎ、企業内の重要データの安全性を高めることが可能。企業内の人事データや機密データなども、必要なデータカラムのみ適切なユーザーに参照を開放することができる。
発表によるProtegrity DPS の特徴は以下のとおり。
- 性能とスケーラビリティによってTeradataへのパフォーマンス上の影響を最小化
- セキュリティ管理者とデータベース管理者の権限の分離
- 統合されたセキュリティ・ポリシー管理
- 特許を有する暗号鍵管理
- 統合的なコンプライアンスの監査/モニタリング/レポーティング
Protegrity DPSを国内で販売するにあたり、日本テラデータでは、Protegrity社の販売代理店であり、すでにサーバー暗号化ツールの導入やコンサルティングに実績があるMONET(モネット)社から販売支援の協力を受ける。金融業をはじめ全業種におけるDWHのセキュリティ強化を推進し、活用範囲拡大を目指す。
なお、ProtegrityとMONETは、日本テラデータが3月5日に主催するDWHコンファレンス「Teradata Universe Tokyo 2010」(ANAインターコンチネンタルホテル東京にて開催、参加無料)において協賛共同出展し、Protegrity DPSの紹介を行うとのこと。
Teradata Universe Tokyo 2010
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MONET
http://www.monetz.com/
Protegrity
http://www.protegrity.com/
Teradata Corporation
http://www.teradata.com/
日本テラデータ
http://www.teradata-j.com