[新製品・サービス]
マカフィー、モバイルデバイス管理ソリューション「McAfee Enterprise Mobility Management」を提供開始
2011年4月1日(金)IT Leaders編集部
マカフィーは2011年3月31日、同社初のエンタープライズ向けモバイルデバイス管理ソリューション「McAfee Enterprise Mobility Management (マカフィー エンタープライズ モビリティマネ ジメント:EMM)」プラットフォームの日本市場における提供を、2011年4月1日より開始することを発表した。
EMMプラットフォームは、2010年にマカフィーが買収したエンタープライズ向けモバイル管理ソフトウェアのプロバイダーであるTrust Digital社のプラットフォームをベースにしたソリューション。iOS、Android、Web OS、Windows Mobile、Symbianなどといった、広範なモバイルオペレーティングシステムに対応する。
EMMプラットフォームは、メールの保護、ポリシーの作成と配布、機器証明書の配布、デバイスの状態監視、ユーザーと組織のコンプライアンス対応などを行うツールや機能を搭載しており、 モバイルデバイスのライフサイクル全体の管理を行う。同時に、企業のネットワークに接続する前に安全でないモバイルデバイスをブロックすることで、社内のアプリケーションサーバーを保護する。また、モバイルデバイスを企業のセキュリティポリシーに従って設定し、Wi-Fi、VPN、メール同期を自動的に構成して接続する。
企業はEMMプラットフォームを導入することにより、組織や個人の責任リスクを最小限に抑えながら、ノートPCと同様にスマートフォンやタブレットPCなどから自社のデータセンターへ安全にアクセスすることが可能となる。EMMプラットフォームは、拡張性に優れたアーキテクチャを採用しており、企業のIT管理者は、他のエンドポイントと同じセキュリティ、コントロール、可視性で、数千のモバイルユーザーを管理することが可能。
その他、セキュリティマネジメントコンソール「McAfee ePolicy Orchestrator(マカフィー イーポリシー オーケストレーター:ePO)」とプラットフォームが統合されており、エンドポイント、ネットワーク、データセキュリティ製品との統合管理が可能になった。
同製品の価格は1ライセンス1万8,606円(税込、11~25ライセンス、初年度サポート料込)から9,303円(税込、1万ライセンス超)までの範囲で提供される。